2023年12月17日(日)20:22(GMT+7)
-億万長者のニコラ・ピュエッシュ氏は、1837年にフランスの高級ファッションハウスを創業したティエリ・エルメスの子孫である。ピュエッシュ氏は、養子にする予定の元庭師に財産の大部分を残したいと考えていると言われている。
トリビューン・ド・ジュネーブ紙によると、ピュエッシュ氏はエルメスの株式5.7%を保有している。これはわずかな持ち分ではあるものの、個人としては筆頭株主となる。フォーブス誌はピュエッシュ氏の純資産を117億ドルと推定し、世界で161位の富豪としている。
億万長者ピュエシュ氏から遺産を相続すると見込まれる庭師は、51歳のモロッコ人で、既婚で2人の子供がいる。億万長者ピュエシュ氏はこの夫婦を「養子」と呼んでいる。
ピュエッシュ氏は2015年、モロッコのマラケシュに別荘を購入するため、夫妻に150万ユーロ(約1億6千万円)以上を贈与した。庭師であるこの夫妻は、スペインとポルトガルにも複数の不動産と約50区画の農地を所有しており、スイスのモントルーにも450万ドル以上の価値がある別荘を所有している。
ピュエフ氏は弁護士に養子縁組手続きの開始を依頼し、当局の決定を待っている。手続きが完了しれば、庭師はピュエフ氏の財産の少なくとも半分を相続する可能性がある。
ピュエフ氏は以前、死後、2011年に設立した財団に資金を移管することに同意していた。「イソクラテス」と呼ばれるこの財団は、公共の利益を目的とした調査報道に資金を提供し、ピュエフ氏はその理事長を務めている。
エルメスは2022年の売上高が116億ユーロ(約127億ドル)、純利益が34億ユーロ(37億ドル)になると報告した。
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