イーロン・マスク氏はたった1日で340億ドルを「懐に入れた」。テスラが驚異的な業績を発表したことを受け、マスク氏の純資産は急上昇。10月24日にはテスラの株価が22%上昇し、2013年以来の好調な業績を記録した。

イーロン・マスク・ブルームバーグ
イーロン・マスクは現在、世界で最も裕福な人物だ。写真:ブルームバーグ

テスラの最新四半期決算は、投資家が待ち望んでいた重要な要素、すなわち利益を明らかにした。電気自動車大手のテスラは、4四半期連続の不振から回復し、2023年半ば以来最大の四半期利益を計上した。

売上高は予想を下回ったものの、来年テスラの自動車販売が20~30%増加する可能性があるというマスク氏の自信に満ちた予測によって楽観的な見方が高まった。

しかし、本当の驚きは、サイバートラックの電気ピックアップトラックがついに初めて収益性を達成したというマスク氏の発表だった。投資家たちは、この画期的な出来事を、生産上の問題を革新で解決する能力の表れと捉えた。

純資産額2,703億ドルのマスク氏は、世界第2位の富豪ジェフ・ベゾス氏との差を610億ドルも広げた。マスク氏の純資産の4分の3を占めるテスラ株は、彼の莫大な富の原動力となっているが、彼はSpaceX、X、xAIにも投資している。

アナリストとの電話会議で、マスク氏はテスラの将来について「電気自動車市場とその先を支配する」というビジョンを示した。

「私の予想では、テスラはおそらく非常にリスクの高いプロジェクトを実行することで、世界で最も価値のある企業になるだろう」とマスク氏は宣言した。

(フォーチュン誌によると)