12月8日、ロイター通信は独自の情報筋を引用し、シリアのアサド大統領がダマスカスを離れ、未公開の場所へ向かったと報じた。一方、反体制派はシリア軍の抵抗を受けることなく、ダマスカス中心部へと急速に進軍を進めていた。
反政府勢力がシリアのホムス市に集結した。(写真:ロイター)
イスラエルとUAEの反応
もう一つの展開として、シリア反体制派は国中で電撃的な攻勢を継続した。12月7日、同勢力はイスラエル国境付近のクネイトラとダラア地域の制圧を宣言した。イスラエル国防軍(IDF)は、同勢力が「我々の側に寝返った」場合、強力に対応すると誓った。
イスラエル軍は、ゴラン高原のシリア側で国連軍がイスラエル国境に近いハデルの町付近で武装集団の攻撃を撃退するのを支援していると付け加えた。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相はシリア情勢について議論するため安全保障閣僚会議を招集した。
イスラエル国防軍のヘルツィ・ハレヴィ参謀総長も「我々はシリアでの出来事に干渉していない」と強調し、 「地域における脅威を防ぎ、さまざまな可能性に備えることに努めているだけだ」と述べた。
イスラエルのギデオン・サアル外相も、同国はシリア情勢に干渉していないが、両国間の1974年の軍事力引き離し協定違反については懸念していると述べた。
一方、アラブ首長国連邦(UAE)大統領の外交顧問であるガルガシュ氏は、シリアのアサド大統領がUAEに滞在しているかどうかは不明だと述べた。シリア情勢について、ガルガシュ氏はシリアが「まだ危機から逃れられていない」と述べた。
ガルガシュ氏は、アサド政権の崩壊は 政治的失敗によるものだと非難した。UAEの顧問は、シリアのアサド大統領はUAEを含む多くのアラブ諸国が過去に差し伸べてきた「命綱」を一度も利用していないと述べた。
関係筋は12月初旬、ロイター通信に対し、米国とUAEはアサド大統領がイランから「離脱」し、レバノンのヒズボラへの武器供給ルートを遮断すれば制裁を解除する可能性について協議したと語った。
イラン大使館が攻撃される
イランの英語放送局Press TVによると、シリア反体制派がダマスカスを制圧した後、イラン大使館は攻撃を受けた。一方、イラク大使館は避難させられ、職員はレバノンへ移された。ロシア大使館は職員の安全を表明した。ロシアは自国民に対し、シリアからの退去を強く求めている。
シリア反政府勢力は、シリア北部の町マンビジでクルド人主導の部隊への攻撃を開始したと発表した。
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出典: https://vtcnews.vn/dien-bien-syria-chieu-8-12-israel-uae-len-tieng-dai-su-quan-iran-bi-tan-cong-ar912243.html
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