ファム・ミン・チン首相は、南北高速鉄道プロジェクトなどベトナムの大規模な戦略的インフラ開発プロジェクトに対する調査、建設、新世代のODA資金の提供において日本政府がベトナムを支援することを提案した。
11月3日午後、ファム・ミン・チン首相は、ベトナムを訪問し業務にあたる西村康稔経済産業大臣と会談した。
ファム・ミン・チン首相は、ベトナムは常に日本を信頼できる重要な長期的パートナーとみなしていると断言し、両国が引き続き、高官レベルの訪問や交流、閣僚レベル、部門レベルを通じて 政治的な信頼を強化し、地方や企業間の連携と協力を強化し、国民交流を促進し、日本で生活、学習、就労している約50万人のベトナム人のコミュニティーを支援していくことを提案した。
ファム・ミン・チン首相が西村康稔経済産業大臣と会談
VNA
首相は、ベトナムが2030年までに近代的な産業と高い平均所得を備えた発展途上国、そして2045年までに高所得の先進国となることを目指していることを指摘し、日本に対し、ベトナムの工業化と近代化、自立した自給自足の経済の構築、国際社会への積極的な深く、実践的かつ効果的な統合への支援を要請した。特に、ファム・ミン・チン首相は、 南北高速鉄道プロジェクトなど、ベトナムにおける大規模戦略的インフラ開発プロジェクトのための調査、開発、そして次世代ODA資金の提供において、日本政府にベトナムへの支援を要請した。
西村康稔大臣は、日本はベトナムが2045年までに近代工業国となり、2050年までに実質ゼロエミッションを達成するという目標、そして未来志向の産業育成を支持すると述べ、日本が提唱する「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想をベトナムが支持するよう要請した。西村大臣は首相の提案に強く賛同し、日本は科学技術移転や人材育成など、様々な分野における協力を推進するため、ワーキンググループを通じてベトナムの各省庁、各セクター、機関と緊密に連携していくと述べた。
タンニエン.vn
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