CNNは5月31日、カナダ保守党元党首のエリン・オトゥール氏が、2021年の選挙で中国が偽情報キャンペーンと有権者操作を通じて自身の信用を傷つけたと非難したと報じた。オトゥール氏の非難は、カナダの情報機関からこの件について知らされた後に行われた。
カナダ保守党党首エリン・オトゥール氏が2021年12月に議会で演説
オトゥール氏は5月30日、議会で諜報情報を引用し、「これらの脅迫はすべて、私の信用を失墜させ、私の政策について虚偽の見解を広め、国会議員および野党党首としての私の活動を深刻に妨げることを意図している」と述べた。
オトゥール氏は、2021年の総選挙に向けて準備を進めていた際に、自身に関する誤情報が浮上したと強調した。総選挙では、ジャスティン・トルドー首相率いる自由党政権が勝利した。
オトゥール氏はまた、カナダの5Gネットワークからテクノロジー大手ファーウェイを排除するよう求めたことなどに対して、中国政府が報復を望んでいると考えていると述べた。
中国とカナダ、「報復」 外交官追放
こうした疑惑は、カナダ政府が中国による海外在住の自国民監視を支援するために設置されたとしているいわゆる「秘密警察署」の運営を通じた中国の影響力に対する懸念が高まる中、両国関係が悪化し続ける中で浮上した。
中国は、カナダの政治体制への干渉疑惑を繰り返し否定している。サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国は最近の外交官の報復追放を受けて、カナダのメディアと一部の政治家を「偽情報を捏造している」と非難した。
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