福建省ビンアン県の山中に1885年に築かれた古代要塞、アン・チン・バオは、福建省で最も巨大な土木建築物です。この要塞は、ある地主の家族が盗賊から守るために築いたものですが、100年以上もの間、誰も住んでいません。建物の敷地面積は1万平方メートルで、壁の3分の2は石造りで、基礎の厚さは4メートル以上あります。
アン・チン・バオ構造物。(写真:百度)
建物内には360室の部屋、12の厨房、5つの井戸があり、1,000人を同時に収容できます。壁の高さは10メートルを超え、1万トン近くの石材が使用されています。沼地に位置しているにもかかわらず、沈みません。その秘密は基礎にあります。基礎は乾燥後、水に浸した松材で作られています。乾燥と浸水により、松材は堅固になり、シロアリの侵入を防ぐ効果があります。
アン・チン・バオの土台は18層の松材で作られており、土と岩を固め、沼地の土壌を強固にしています。この城が有名になったもう一つの理由は、高温多湿の山岳地帯の真ん中に位置し、無人でありながら蜘蛛の巣がないことです。一方、周囲の家々には蜘蛛の巣が至る所に見られます。
アン・チン・バオにある、蜘蛛を追いかけたりコウモリを捕まえたりする妖精の少年を描いた2枚の絵画。(写真:捜狐)
地元の人々は、城内に2枚の絵があるからこそ、この建物にクモがいないのだと信じています。1枚は、妖精の少年がほうきでクモの巣を掃き取っている絵、もう1枚は、妖精の少年がバナナの葉を振り回し、コウモリをひょうたんに吸い込んでいる絵です。
偶然にも、毎年夏と秋には、アン・チン・バオに多くのコウモリが飛来します。コウモリはハエや蚊など、あらゆる種類の羽のある昆虫を食べてしまうため、クモは餌を得られず、成長できなくなります。
ホンフック(出典:Pear)
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