この決定は、南シナ海最南端の北ナツナ海で演習を主催するインドネシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の軍司令官の会合でなされた。
インドネシア軍のユド・マルゴノ司令官はアンタラ通信に対し、9月に開始されるこの演習には戦闘訓練は含まれないと語り、演習の目的は「ASEANの中心性」を強化することだと付け加えた。
近年、南シナ海における米中の対立により、ASEANの結束力は試されてきた。ASEAN加盟国であるベトナム、フィリピン、ブルネイ、マレーシアは、インドネシアの排他的経済水域(EEZ)を含む広大な南シナ海域の 領有権を主張する中国と、一連の領有権主張をめぐって対立している。
フィリピン軍関係者と国防省の将校らが5月11日、フィリピンのスービック湾で行われたASEAN観艦式に出席した。写真:エロイサ・ロペス/ロイター/ファイル
インドネシア軍報道官のジュリアス・ウィジョジョノ氏は、この演習は「アジア、特に東南アジアにおける災害リスクの高さ」に関連したものだと述べた。
南シナ海は年間3.5兆ドル相当の海上貿易が行われる海域であり、中国政府が領有権を繰り返し主張し、多数の沿岸警備隊や漁船を海岸から最大1,500キロ沖合に展開したことから、近年緊張の中心となっている。
ASEANは長年、中国との海上行動規範の策定を推進しており、ここ数カ月、多くの加盟国が北京と衝突している。
グエン・クアン・ミン(CNNによる)
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