ベトナム果物野菜協会(Vinafruit)の速報によると、3月の果物と野菜の輸出額は約4億7000万米ドルと推定され、前月比44.3%増、2023年の同時期比12.4%増となった。2024年第1四半期の果物と野菜の輸出額は約13億米ドルに達し、2023年の同時期比30.8%増となった。第1四半期の果物と野菜の輸出額が10億米ドルを超えたのは史上初である。
注目すべきは、ベトナムの果物と野菜の主要輸出市場である中国、韓国、米国、タイ、日本がいずれも高い成長率を記録したことです。輸出額でトップを占めるのは中国市場で、2023年の同時期比32.4%増の7億5,940万米ドルに達しました。現在、中国市場は果物と野菜業界全体の輸出額の59.1%を占めています。
次いで、韓国市場は7,460万米ドル(59.3%増)、米国市場は6,770万米ドル(33.9%増)に達しました。特にタイ市場は4,760万米ドル(112%増)に達しました。
ドリアンの輸出が急増し、第一四半期の果物と野菜の輸出額は10億ドルを超えた。 |
ベトナム果物・野菜協会のダン・フック・グエン事務局長は、この成果について、ドリアンとオフシーズンのドラゴンフルーツの貢献によるものだと述べています。また、韓国市場では、 地政学的紛争と紅海の影響により、南米や中東からの果物の韓国への輸出が停滞しています。運賃の高騰と輸送時間の長さが、韓国の果物と野菜の不足を引き起こしています。そのため、韓国はこの不足を補うために、ベトナムからの果物と野菜の輸入量を増やしています。
「輸送コストは倍増し、輸送日数は以前の25日から40日に延びたため、南米や中東からの果物や野菜の輸入が困難になっています。これはベトナム企業にとって韓国への輸出を増やすチャンスです」とダン・フック・グエン氏は述べた。
2024年の果物と野菜の輸出見通しについて、ベトナム果物野菜協会のダン・フック・グエン事務局長は、世界経済と国内経済は多くの困難に直面すると予想されるものの、果物と野菜業界は輸出額70億米ドルを目指す余地が十分にあると述べた。果物と野菜業界が2024年にこの目標を達成する上で促進できる主な要因としては、最大の果物と野菜の輸出市場である中国の需要が依然として高いことが挙げられる。現在、ベトナムは中国との交渉を継続しており、より多くの製品をこの市場に正式に輸出できるよう努めている。さらに、米国、EU、オーストラリア、韓国などの主要市場への輸出を引き続き促進していく。
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