世界科学アカデミー(TWAS)は、新たに74名の会員を選出しました。これは史上最多の選出数であり、これによりアカデミー会員総数は1,444名となりました。

今回世界科学アカデミーの会員に選出されたベトナム人科学者は、第108軍中央病院副院長のグエン・テ・ホアン教授とホーチミン市国家大学副学長のグエン・ティ・タン・マイ教授の2名です。

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第108軍中央病院副院長のグエン・テ・ホアン教授とホーチミン市国家大学副院長のグエン・ティ・タン・マイ教授。

グエン・テ・ホアン教授は1965年生まれで、 ハティン省キーアン郡に住んでいます。2006年に准教授の称号を授与され、2008年に理学博士号を取得し、2009年にはミュンヘン大学で准教授に就任しました。2018年には教授の称号を授与されました。

国内外の学術誌に掲載された100本以上の研究論文の筆頭著者であり、国レベルおよび省庁レベルの多くの科学研究プロジェクトの議長を務め、また参加もしています。2020年には、生体ドナーからの移植手術を初めて実施しました。

グエン・ティ・タン・マイ教授は1974年、クアンガイ省生まれ。一般科学大学(現自然科学大学)化学科を卒業後、富山医科薬科大学で薬化学の博士号を取得しました。2014年に准教授、2021年に教授に就任しました。

博士号取得後10年間、彼女は主にベトナム産薬草からの創薬研究に注力しました。近年は応用研究にも取り組み、ベトナム産薬草を用いた消化器がんと関節炎の治療薬2品目を開発しました。これまでに、Mai教授は権威ある国際科学誌に80本以上の論文を発表しています。

彼女は、科学研究と実際の応用において優れた業績を残した女性科学者に贈られる2021年コワレフスカヤ賞を受賞しました。

30歳の教授が研究貢献のため帰国、世界最優秀女性科学者賞を受賞中国 - 研究貢献のため帰国してから2年が経ち、Nhan Ninh教授は先日、2024年の「世界最優秀女性科学者」5名の1人であるとの通知を受けた。