センターバックのハリー・マグワイアは今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドで1分もプレーしていないものの、その経験をガレス・サウスゲート監督から高く評価されており、ユーロ2024予選のイングランド代表に招集されている。
サウスゲート監督は8月31日、9月9日のウクライナ戦、9月12日のスコットランド戦に臨むユーロ2024予選グループCの2試合に向けて準備を進めるイングランド代表26名のリストを発表した。「スリーライオンズ」は現在、勝ち点12でグループ首位に立っており、ウクライナに6ポイント差をつけている。
挙げられた名前の中で、マグワイアとフィリップスが最も物議を醸している。マグワイアはエリック・テン・ハーグ監督の下でレギュラーの座を失い、2022-2023シーズンのプレミアリーグではわずか8試合しか先発出場していない。今シーズンはキャプテンの座を剥奪され、1分たりとも出場していない。
マグワイアは新シーズンのプレミアリーグの試合でウォーミングアップを行ったが、最初の3試合で1分も出場していない。写真:ロイター
同様に、フィリップスも昨シーズンのプレミアリーグでわずか12回の交代出場にとどまり、今シーズンはまだ1分も出場していない。27歳のミッドフィルダーは、2022年夏に6100万ドルでマンチェスター・シティに移籍して以来、先発の座を掴むのに苦労しており、ペップ・グアルディオラ監督からは体重過多を理由にメンバーから外されたことさえある。
26名のメンバーを発表する記者会見で、サウスゲート監督はマグワイアとフィリップスのコンディションが理想的ではないことを認めつつも、2人の経験を称賛した。52歳のサウスゲート監督は、タイロン・ミングスが重傷、ジョン・ストーンズがシーズン開幕から欠場、エリック・ダイアーがトッテナムのメンバーに名を連ねておらず、チャンピオンシップのレスターでもプレーしているコナー・コーディも戦列を離れているため、イングランドには経験豊富な選手が不足していると述べた。
「近年代表でプレーしてきた選手の選択肢は限られている。次の2試合では、イングランド代表がそのエリアで経験豊富な選手を起用することが重要だ」とサウスゲート監督はマグワイアとフィリップスを招集した理由を説明した。
もう一つの物議を醸している選手は、ミッドフィールダーのジョーダン・ヘンダーソンだ。彼はサウジアラビア・プロリーグのアル・イティファクに移籍した。しかしサウスゲート監督は、ヘンダーソンのサウジアラビアでのプレーを観戦しており、33歳の彼が最高レベルでプレーできるかどうかを見極めたいと語った。
チェルシーで好調を維持しているラヒーム・スターリングは、3年連続で代表メンバーから外れた。サウスゲート監督は、スターリングはシーズン序盤は好調だったものの、イングランドの攻撃陣には満足していると述べた。スターリングを復帰させるために選手を外すことで、チームに混乱を招きたくないと考えているようだ。
今回のイングランド代表メンバーには、ハリー・ケイン、デクラン・ライス、カイル・ウォーカー、ジュード・ベリンガムといった主力選手が引き続き名を連ねている。サウスゲート監督は、プレミアリーグ開幕戦でアーセナルの2得点を挙げたストライカー、エディ・エンケティアと、チェルシーでレギュラーの座を争い、EURO2023で優勝を果たしたU-21イングランド代表メンバーでもあるセンターバック、レヴィ・コルウィルにも出場機会を与えた。
イングランド代表メンバーリスト
ゴールキーパー: サム・ジョンストン、ジョーダン・ピックフォード、アーロン・ラムズデール。
ディフェンダー: トレント・アレクサンダー=アーノルド、ベン・チルウェル、レヴィ・コルウィル、ルイス・ダンク、マーク・グエヒ、ハリー・マグワイア、フィカヨ・トモリ、キーラン・トリッピアー、カイル・ウォーカー。
ミッドフィールダー: ジュード・ベリンガム、コナー・ギャラガー、ジョーダン・ヘンダーソン、カルヴィン・フィリップス、デクラン・ライス。
フォワード:エベレチ・エゼ、フィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュ、ハリー・ケイン、ジェームズ・マディソン、エディ・エンケティア、マーカス・ラッシュフォード、ブカヨ・サカ、カラム・ウィルソン。
ホン・デュイ
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