武装集団が西アフリカのギニアの首都コナクリの刑務所を襲撃し、2008~2010年の軍事政権の元首ムーサ・ダディス・カマラ氏を連れ去った。
ギニアのチャールズ・ライト法務大臣は11月4日、首都コナクリのカルーム行政区にあるセントラル・ハウス刑務所が早朝、重武装した男たちの集団に襲撃されたと発表した。武装集団はムーサ・ダディス・カマラ氏と他3人の囚人を解放した。カマラ氏(59歳)は2008年12月から2020年1月までギニア軍事政権の指導者を務めていた。
AFP通信は情報筋の話として、武装集団は午前4時頃、治安部隊を迂回して刑務所を襲撃したと報じた。集団は事前に場所を把握していたとみられ、カマラ氏の独房に直行し、彼と元職員3人を刑務所から連れ出した。
カマラ被告の弁護人、ジョカメイ・ハバ氏は、依頼人が誘拐され、命の危険にさらされていると考えている。「彼は自国の正義を信じており、逃亡を試みたことは一度もありません」とハバ氏は述べた。
2009年に権力を握った首都コナクリのムーサ・ダディス・カマラ氏。写真: RFI
ライト氏は、連行された人々はすべて、2009年9月28日にギニアで起きた虐殺の裁判に関係していると述べた。
カマラ氏は責任を否認し、部下が政府の命令に従わなかったと非難している。彼は2022年9月、裁判が始まって以来、拘留されている。
ギニア政府は、武装勢力の国外逃亡を防ぐため国境封鎖を命じた。チャールズ・ライト司法長官はカマラ容疑者を「発見する」と誓った。
人口1,400万人の西アフリカの国、ギニアは、2021年のクーデターでアルファ・コンデ元大統領の文民政権が打倒されて以来、ママディ・ドゥンブヤ大佐率いる軍事政権が政権を握っている。
西アフリカおよび中央アフリカ地域では、過去3年間にマリ、ニジェール、ブルキナファソ、チャド、ガボンなど8カ国でクーデターが発生し、軍事政権を維持している。
ギニアなど最近クーデターが起きたアフリカ諸国。画像: WP
タイン・ダン氏(ロイター通信、AFP通信による)
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