中国西北工科大学の研究チームは、ジャーナル・オブ・グラフィックス誌に最近掲載された査読付き論文の中で、射程距離2,000キロメートルを超える地対空ミサイルを設計したと発表した。地対空ミサイルの射程は通常、数十キロメートルから最大でも数百キロメートル程度である。
中国西北工科大学の研究者チームと飛天1号極超音速滑空機
サウスチャイナ・モーニング・ポストのスクリーンショット
サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国の研究チームは、このロケットは全長わずか8メートル、重量2.5トンだと述べた。このロケットは2つのエンジンで構成されており、1つは垂直発射システムから打ち上げるためのエンジン、もう1つはロケットを上層大気圏へ打ち上げるためのラムジェットエンジンである。
監視衛星からのリアルタイムデータによってミサイルが目標にさらに近づき、最終段階でミサイル自身のセンサーが作動し、弾頭が目標を破壊する適切なゾーンに到達したときに爆発する。
この兵器は、空中早期警戒機や爆撃機、給油機、その他他の戦闘機に比べて速度が遅く大型の航空機を撃墜できる可能性がある。研究チームによると、これらの航空機の特徴は、滑走路に出現した瞬間から、人工知能(AI)を用いた衛星によって識別・追跡できるという。
記事によると、中国軍は航空機を保有する国に警告を発し、航空機が引き返すのを拒否した場合にのみ反撃するとのことだ。研究者たちは、この新型ミサイルは地域および世界の平和と安定に重要な影響を及ぼすと述べている。
記事ではミサイルの外観については触れられていないが、西北工科大学が2年前に試験に成功した極超音速滑空体「飛天1号」に類似する可能性があると示唆している。西北工科大学は、中国の先進兵器開発における重要な研究拠点となっている。
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