モスクワは、キトがロシア製の軍事装備を米国に引き渡したのは「軽率」であり、契約違反であると主張した。
「我々のパートナーは、供給された機器を定められた目的に使用し、ロシアの同意なしに第三者に譲渡しない義務を含む契約条件を十分に理解している」とロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は2月2日に述べた。
この発言は、エクアドルが米国から2億ドル以上の価値がある新兵器と引き換えに、ロシア製の旧式軍事装備の一部を米国に移譲する計画があるという情報についてロシア当局者がコメントした際になされた。
「外部からの大きな圧力により、彼らはこのような軽率な決断を下した」と彼女は語った。
エクアドルのダニエル・ノボア大統領は先月、エクアドルが交換しているのは「スクラップ」であり、戦争に使用可能な武器ではないため、武器移転に関する国際条約に違反していないと強調した。大統領は、米国と交換される軍事装備品の具体的な内容については明らかにしなかった。
エクアドル軍は現在、Mi-171E輸送ヘリコプターやイグラ肩撃ち式防空ミサイルなど、ソ連とロシアが製造した多数の兵器を保有している。
2015年7月、グアヤキル市内のエクアドルのMi-171Eヘリコプター。写真: Airliners
駐エクアドルロシア大使のウラジミール・スプリンチャン氏は、モスクワは米国へのいかなる武器移転も「非友好的な動き」とみなすだろうと警告した。ロシア上院国防委員会のヴィクトル・ボンダレフ副委員長は、米国との武器交換はエクアドルがウクライナ紛争における中立性を失うことにつながると述べ、ウクライナは軍事装備を解体してスペアパーツを得る可能性があると強調した。
米南方軍司令官ローラ・リチャードソン将軍は昨年、米国が世界各国から旧ソ連製兵器の調達を求めていることを明らかにした。米国はこれらの国々に対し、直接的な援助、あるいは米国製兵器と引き換えにキエフへの間接的な支援を求めている。
ファム・ザン(ロイター、RT、スプートニクによる)
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