米国大使は、ガザ地区での即時停戦を要求するアルジェリアの提案した安全保障理事会決議を阻止すると警告した。
AFP通信は2月17日、アルジェリアが起草したガザ地区に関する国連安全保障理事会決議案の内容を明らかにした。決議案は、関係当事者に対し、人道的停戦の即時実施と拘束されている人質全員の無条件解放を求め、パレスチナ人コミュニティの強制移住には反対するとしている。
リンダ・トーマス=グリーンフィールド米国国連大使は本日、ワシントンは同草案を支持していないと述べ、採決が行われれば拒否権発動の可能性を示唆した。
2023年10月18日、安全保障理事会での投票中のリンダ・トーマス=グリーンフィールド大使。写真:ロイター
「ジョー・バイデン大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、そしてエジプトとカタールの首脳らと協力し、6週間の停戦を確保できる合意を準備している。決議案ではその成果は得られず、現在の交渉努力に逆行することになるだろう」とトーマス=グリーンフィールド氏は述べた。
この決議案には、ワシントンやテルアビブが反対している文書と同様に、2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃を非難する条項は含まれていない。
米国は伝統的に、テルアビブにとって不利とみなされる安全保障理事会の行動に対し、同盟国イスラエルを支持してきた。国際社会からの圧力にもかかわらず、ワシントンはガザ地区の停戦を求める決議案を2度拒否した。
安全保障理事会は紛争勃発後、事態への対応に1ヶ月以上を要したが、そのメッセージは「人道的戦闘停止」を求めるにとどまり、弱いものと見なされた。理事会は複数回にわたり決議採択を試みたが、停止を求める文言をめぐる意見の相違により、採択は実現しなかった。
ヴー・アン( AFP通信)
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