フランス代表ストライカーのキリアン・ムバッペは、ジブラルタル戦でハットトリックを達成し、通算300ゴールに到達したが、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシの両選手の得点記録に追いつくにはまだ長い道のりがあると認めた。
11月18日に行われたユーロ2024予選のジブラルタル戦でハットトリックを達成したムバッペは、24歳10ヶ月29日で史上最年少の通算300ゴール達成選手となった。リオネル・メッシは25歳4ヶ月3日で、クリスティアーノ・ロナウドは27歳で300ゴールを達成した。ロナウドは現在、クラブレベルで731ゴール、代表レベルで128ゴールを含む計859ゴールを記録している。一方、メッシはクラブレベルで721ゴール、代表レベルで106ゴールを記録している。
「選手の中にはキャリアで800ゴール、いや850ゴールも決めている選手もいる。300ゴールを決めた選手をそうした偉業の隣に置くなんて、馬鹿げている」と、ムバッペはジブラルタル戦での勝利後、テレフットに語った。「これは私にとって前進であり、チームとクラブのために今後も決定的な役割を果たしていきたい」
11月18日、ニースのリヴィエラ・スタジアムで行われたユーロ2024予選で、フランスがジブラルタルに14-0で勝利した試合で、ムバッペがゴールを決めて喜びを表した。写真: AFP
ムバッペが歴史に名を残したこの日、フランスはジブラルタルを14-0で圧倒し、史上最多得点差の勝利という記録を樹立した。これはEURO予選史上最大の勝利でもあり、2006年にドイツがサンマリノに13-0で勝利した記録を破った。
ムバッペは、チームはフランスサッカー史上最多得点差の記録更新を目指していたため、90分間真剣にプレーしたと語った。24歳のストライカーは、300ゴール達成よりもチームとしての成果を誇りに思っていた。「チームとしての勝利を強調する必要がある」と彼は語った。「フランスには才能豊かなチームが何世代にもわたって存在してきた。だからこそ、最多得点差の記録更新は特別なことだ。素晴らしいチームであることは、個人の最高の功績よりもはるかに価値がある」
ムバッペは82分、見事なシュートでハットトリックを達成し、通算300ゴール目に到達した。ユスフ・フォファナからのパスを受けたムバッペは、ジブラルタルのゴールキーパーの頭上40メートル上を越えるチップキックを決めた。フランス代表キャプテンは、その20~25分前からジブラルタルのゴールキーパーの位置を注視していたことを明かした。「彼がかなり高い位置まで上がっていくのが見えたけど、なぜなのか分からなかった」とムバッペは語った。「その後は、ただ本能でシュートを決めました。フォファナからボールを受けた瞬間、シュートを打つと直感しました。今日はボールが入りましたが、もしかしたら別の機会には入らなかったかもしれません」
ムバッペはハットトリックを決めただけでなく、ジョナサン・クラウス、ユスフ・フォファナ、キングスレイ・コマンのパスをアシストするなど、3アシストも記録した。「キャプテンという立場は変化を強いる。もし変化を望まないなら、キャプテンの資格はない」と24歳のストライカーは語った。「キャプテンではなかった頃は、自分の功績をもっと個人的な視点で捉えていた。キャプテンになった今、チームメイトのことを第一に考えなければならない」
ムバッペは、メッシのPSG時代とバルセロナ時代の違いを挙げ、自身のプレースタイルは時間とともに変化し、発展させていく必要があったことを認めた。「サッカーは時間とともに変化する。自分が変わらなければ、サッカーも変わり、自分は忘れ去られてしまう」とフランス代表キャプテンは強調した。
ホン・デュイ
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)