草案によれば、合意には武器供給、軍事訓練、防衛産業協力、地雷除去など安全保障と防衛政策の9つの分野でウクライナを支援するというEUの約束が盛り込まれる。
ゼレンスキー大統領は、ベルギーのブリュッセルで開催されるEU首脳会議でこの協定に署名すると予想されている。大統領の訪問は公式発表されていないが、外交筋によると、 大統領は出席する見込みだという。
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、6月16日にスイスで行われたウクライナ平和サミットで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。写真:共同取材団
EU加盟27カ国の首脳は、ゼレンスキー大統領との安全保障協定に署名することで、2日間の首脳会談の幕開けとなる。彼らは、必要な限りウクライナを支援するという決意を改めて表明する。
この協定は、ロシアとウクライナの紛争が続く中、ウクライナとその同盟国の間で締結された同様の協定を補完することを目的としている。
文書には、将来再び紛争が発生した場合、EUとウクライナは24時間以内にキエフの必要性について協議し、約束に沿って次のステップを「迅速に特定する」意向があると記されている。
この文書は、ウクライナの同盟国がキエフを長期にわたって支援することを保証するための広範な取り組みの一環である。米国、英国、フランス、ドイツなどの国々は、キエフと安全保障条約を締結している。
当局者らによると、こうした協定はNATO諸国間の相互防衛協定のようなものではなく、ウクライナの安全保障を強化し、将来の攻撃を抑止するために同国に武器やその他の援助を提供する約束だという。
EUの草案文書によれば、EUの公約は「ウクライナが欧州への道を進む限り」有効であり、遅くとも10年後には見直されることになる。
この合意では、将来の援助の規模や価値は明示されていない。EUは今年ウクライナに50億ユーロの軍事援助を提供することに合意しているものの、将来同様のコミットメントを示す兆候はない。「2027年まで、毎年同額の増額が見込まれる」と文書は述べている。
さらに首脳らは、EU機関に対し、西側諸国で凍結されているロシア中央銀行の資産の利益で返済されるウクライナへの500億ユーロの融資の詳細を明らかにするよう求める予定だ。
防衛への投資は、首脳らが首脳会議で合意することを望んでいるEUの「戦略アジェンダ」の一部でもある。この文書は、2024~2029年の任期中にEUの各機関が重点的に取り組んでほしいことをEU各国政府に伝えるものだ。
戦略アジェンダ草案では防衛に加え、中国と米国からの経済的圧力に対抗できるようEUの競争力を強化すること、そしてEUがウクライナとモルドバを含むように拡大するための準備も求められている。
ホアイ・フオン氏(ロイター通信による)
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出典: https://www.congluan.vn/lien-minh-chau-au-va-ukraine-sap-ky-hiep-uoc-an-ninh-post301066.html
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