銀行家たちは米国経済についてはより楽観的だが、世界経済の見通しについては慎重な見方を示している。(出典:Twitter) |
しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和政策を実施する可能性は、世界最大の経済大国である米国と、株式などのリスク資産の見通しを明るくしている。
ゴールドマン・サックス、バークレイズ、資産運用コンサルタント会社UBSグローバル・ウェルス・マネジメントなどの銀行はいずれも、2024年の世界経済は2.6%成長すると予測している。JPモルガンはより慎重で、2.2%を予測している。
モルガン・スタンレー(米国)とバンク・オブ・アメリカの市場調査部門は、ともに2.8%という高い予想を示しました。最も低い予想はシティグループ(米国)の1.9%でした。
ゴールドマン・サックスは、国・地域別に見ると、米国の2024年の経済成長率は2.3%、中国とインドはそれぞれ4.8%と6.3%になると予測した。
ユーロ圏の成長率は0.9%に達すると予想されている。
一方、シティグループは最も低い予測を示し、米国の経済成長率はわずか1.1%、中国とインドはそれぞれ4.6%と5.7%となった。「2024年のユーロ圏と英国の経済成長率は、それぞれ-0.2%と-0.3%となる可能性が高い」とシティグループは述べている。
上記の予測を説明するにあたり、銀行は、FRBが2024年に利下げに踏み切るとの見方が、米国経済に対するより楽観的な見通しの根拠となっていると述べた。さらに、米国の経済成長見通しは、米ドル、株式、米国債といったリスク資産にプラスの影響を与えるだろう。
一方、欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(BoE)は高金利を長期間維持する予定で、ユーロ圏と英国の経済成長見通しに不透明感を与えている。
国連は1月4日に発表した「世界経済情勢と見通し2024」報告書の中で、紛争の激化、世界貿易の低迷、金利の高騰、気候災害の増加などの課題により、今年の世界経済について暗い見通しを示した。
国連経済分析政策局長のシャンタヌ・ムカジー氏は、2023年の景気後退懸念が回避されたのは、世界最大の経済大国である米国が成長を鈍化させることなくインフレを抑制しているためと指摘した。
しかし、ムカジー氏は、世界経済はまだ危機を脱したわけではないと述べ、金利は長期にわたって非常に高く、価格ショックのリスクもあると指摘した。供給ショックは、インフレ抑制のために金利引き上げにつながる可能性がある。
( AP通信によると)
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