ジャック・マー氏の新会社、杭州マーズ・キッチン・フードは先週、同氏の故郷である杭州で設立された。中国では加工食品が急成長しており、この億万長者にとっては当然の動きだ。
中国では加工食品がブームとなっており、ジャック・マー氏はこの分野で新しい会社を設立した。 |
マーズ・キッチンによると、新会社の事業範囲は、包装済み食品の販売、食用農産物の加工・小売まで拡大される予定だ。
慈善団体ジャック・マー財団の国際プログラム担当エグゼクティブディレクターであるジェイソン・ポー氏が、同社のCEO兼ゼネラルマネージャーとして記載されている。
中国メディアは、企業登録データ提供会社「天眼茶」の情報として、ジャック・マー氏のファンドの元幹部の一人である徐世氏が新事業を統括すると報じた。
マーズ・キッチンは、調理済みの食事を配達する。パンデミック中のライフスタイルの変化に乗じて利益を得ようと投資家たちが模索する中、中国ではこの業界が急成長している。
iiMedia Researchの報告によると、中国の調理済み食品業界の今年の売上高は約5,100億元に達すると予想されており、今後3年間で倍増する可能性があるという。
ジャック・マー氏は2019年の55歳の誕生日にアリババの会長を退任し、近年は農業と教育に注力している。
ジャック・マーは、マーズ・キッチンに加え、農業に投資する複数の企業を所有している。7月には、1億1000万元で登記された水産・農業スタートアップ企業「1.8 Metres Marine Technology」の背後に彼がいることが判明した。
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