フィリピン政府は、アデン湾の船舶がイエメンのフーシ派によるミサイル攻撃を受け、フィリピン人乗組員2人が死亡したと発表した。
これは、紅海の重要な貿易ルートを通過する商船に対するフーシ派による初の死者を伴う攻撃である。CNAによると、フィリピン労働移民省は、船が攻撃を受け、フィリピン人船員2名が死亡、2名が重傷を負ったことを確認した。
フィリピン政府は船主や乗組員管理機関と連絡を取り、船内に残っている乗組員の状況を確認中だと同省は発表した。
米中央軍(CENTCOM)によると、フーシ派はリベリア所有、バルバドス船籍のM/Vトゥルー・コンフィデンス号に向けて対艦弾道ミサイルを発射し、3人が死亡、少なくとも4人が負傷、うち3人が重体、船にも大きな損害を与えた。
フーシ派報道官ヤヒヤ・サリー氏はソーシャルメディアで、乗組員が警告メッセージを無視したため、同船がミサイル攻撃を受けたと投稿した。マニラ政府は、2023年11月に紅海を航行中にフーシ派に拿捕され人質となった船から乗っていたフィリピン人17人の救出を依然として試みている。
フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、貨物船「トゥルー・コンフィデンス」の所有者は、アデン湾でのフーシ派の攻撃で死亡した3人のうち1人がベトナム人船員だったことを確認した。乗船者全員はジブチに搬送された。「トゥルー・コンフィデンス」の乗組員は20人(フィリピン人15人、ベトナム人4人、インド人1人)で、さらにスリランカ人2人とネパール人1人を含む3人の武装警備員が乗船している。同船は中国からサウジアラビアのジッダへ鋼材を輸送中に襲撃された。
カーン・ミン
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