ヒズボラは、同組織の構成員3人が死亡した攻撃への報復として、イスラエル領内に「精密誘導ミサイル」を発射したと発表した。
レバノン武装組織ヒズボラは本日の声明で、「ヒズボラの誘導ミサイルが国境を越えた敵陣地を標的とした。今回の行動は、我々の同胞数名の死をもたらした攻撃に対する厳しい報復である」と述べた。
同グループはまた、レバノン領土への攻撃、特に死傷者が出る攻撃に対して「断固として」対応すると誓った。
イスラエル軍はこれに先立ち、北部の町アラブ・アル・アラムシェ近くの前哨基地が対戦車砲火で攻撃されたと発表したが、死傷者については明らかにしなかった。
イスラエル軍はこれに対し、レバノン南部の町々に砲撃を行った。ルメイシュの住民は、イスラエル軍の砲弾が町の周辺に着弾したと述べた。治安当局筋はロイター通信に対し、イスラエル軍の砲弾は南部の村ダイラ近郊にあるヒズボラのロケット発射場を標的としていたと語った。
「ダイラ地区は敵の砲撃を受けており、ヤリン村はリン弾の砲撃を受けている」とレバノン通信社は報じた。
10月9日、レバノン国境に展開するイスラエルの自走砲。写真: AFP
ヒズボラとガザ地区を支配するハマスは10月10日、レバノン方面からイスラエルに向けてロケット弾やミサイルを数発発射したと発表した。
イスラエルが戦争状態を宣言し、ガザ地区に対する報復作戦を開始した後、ハマスはすべてのパレスチナ人に武器を取って戦うよう呼びかけ、同地域のイスラム組織とアラブ諸国に支援を求めた。
ヒズボラは10月8日、イスラエル軍が支配するシェバア地域の3カ所に迫撃砲を発射し、この攻撃はパレスチナの人々への連帯を示すものだと主張して、この呼びかけに応じた。イスラエル軍はレバノン南部への砲撃で応じ、その後、シェバア地域のヒズボラの拠点を無力化するためにドローンを投入した。
レバノンとイスラエルは敵対関係にあり、ハマスの攻撃以来、両国間の緊張が高まっている。ヒズボラは10月9日、レバノン南部でのイスラエル軍の空爆でヒズボラ構成員3人が死亡したと発表した。
米国は、ハマスと対峙する中でイスラエルに対して「第二戦線」を開くことは「誤った決定」であるとヒズボラに警告し、イスラエルの防衛を支援する決意を表明した。
レバノン、イスラエル、ガザ地区の位置。図: CNN
フエン・レー氏( AFP通信、ロイター通信による)
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