アビナダー大統領は、空、海、陸の国境が金曜日(9月15日)の午前6時(現地時間)に閉鎖され、「必要になるまで」閉鎖されたままになると述べた。
これはドミニカ共和国にとって珍しい動きであり、両国の経済に影響を及ぼす可能性があるが、ハイチへの影響はより大きくなるだろう。
ドミニカ共和国は、必要になるまでハイチとの国境を閉鎖する。写真:AP
この閉鎖は、イスパニョーラ島の両国の国境に沿って流れるマサカー川の運河をハイチ側の農民グループが利用したことに対する措置だった。
アビナダー氏はハイチがマサカー川から水を流そうとしていると非難し、それがドミニカの農家や環境に影響を与えるだろうと述べた。
9月13日、ハイチ外務省はドミニカ共和国でドミニカ当局者と会談し、状況について協議すると発表した。会談が続く中、アビナダー外相は9月15日から全ての国境を閉鎖すると発表した。これは外交努力が失敗に終わったことを示唆している。
一方、国境近くの農民グループのリーダーであるジャン・ブレヴィル・ウェストン氏は、運河からの水の利用をやめないと宣言した。
国際危機グループは、2021年7月のジョブネル・モイーズ大統領暗殺以来、運河建設工事は中断されているとしたが、その主な理由はハイチ当局が「 農業地帯であるマリバルー・デルタの干ばつによって引き起こされた問題に対処できなかった」ためだと述べた。
ドミニカ共和国は以前、ハイチ人へのビザ発給を停止し、北部の町ダハボン付近の国境を閉鎖した。これにより、ハイチで貿易を行うハイチ人にとって重要な経済基盤が麻痺した。ハイチに居住しながらドミニカ共和国で働く人々は、かつては毎日国境を越えていた。
「ダハボンとハイチでは、多くの商品が破損しているため、大変な被害を受けています」と、ハイチ人実業家ピチェロ・ペティジョン氏は語った。「数百万ドルの損失です。」
ホアン・ナム(AFP通信)
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