ブラジルの1月の鉱工業生産は、統計局IBGEが3月11日に発表した。この結果は市場予想を下回り、国内経済の減速を反映している。2024年も経済全体は堅調に推移したものの、高金利の影響で鉱工業が苦戦したため、3ヶ月連続で減少した。
ブラジルの1月の工業生産は前年同月比1.4%増となったが、市場予想の2.3%増を下回った。写真はイメージ。 |
経済学者はブラジルの1月の工業生産が12月より0.5%増加すると予想していたが、実際には変化はなかった。
IBGEが調査した主要4セクターのうち3セクターで製造業が上昇し、資本財(他の財やサービスの生産に使用される有形資産)は2ヶ月連続の下落から回復しました。しかし、中間財の生産減少が全体指数を押し下げました。
ブラジルの1月の工業生産は前年同期比1.4%増加したが、市場予想の2.3%増には及ばなかった。
「今年のスタートは芳しくない」と、マクロ経済調査・コンサルティング会社パンテオン・マクロエコノミクスのアンドレス・アバディア氏は述べた。「高金利、需要の低迷、そして世界経済の成長鈍化が経済活動の重しとなり、ブラジルの産業減速は第1四半期も続く可能性が高い」
ブラジルの基準金利は現在13.25%だが、中央銀行はインフレ上昇を抑制するため今月下旬の会合でさらに100ベーシスポイント引き上げる予定だ。
それでも、ブラジルの市場政策立案者は景気減速の兆候を注視しているものの、明確な下降傾向を断定するのは時期尚早だと述べている。
ブラジルの基準金利は現在13.25%だが、中央銀行はインフレ上昇を抑制するため今月下旬の会合でさらに100ベーシスポイント引き上げる予定だ。 |
ロイター
コメント (0)