イスラエルは、同国の軍がハマスの主要拠点であり同地区最大の都市であるガザ市の中心部に進入したと発表し、一方、イスラム主義組織は、同組織の戦闘員が敵に多大な損害を与えたと発表した。
11月8日、イスラエル軍がガザ地区北部の廃墟となった家屋に接近する。写真:ロイター
ハマスの武装勢力は水曜日、ガザ市の爆撃された建物の隣で激しい市街戦が繰り広げられる様子を映したビデオを公開した。
ハマスとイスラム聖戦の過激派筋によると、イスラエル軍の戦車は、地下トンネルを使って待ち伏せ攻撃を仕掛けるハマス過激派の激しい抵抗に遭遇したという。
水曜日に公開されたハマスのビデオ映像の一つには、ハマスの戦闘員が瓦礫の中を走り抜け、立ち止まってイスラエル軍の戦車に向けて肩撃ちロケット弾を発射する様子が映っている。また、建物やゴミ箱の後ろの障害物からライフル銃を発砲する様子も映っている。
亡命中のハマス司令官サレハ・アル・アルーリ氏はハマス系のアルアクサテレビに対し、イスラエル軍がガザ地区の一部を制圧する可能性があると語った。
「しかし、それでは抵抗勢力による兵士や戦車との戦いは止まらない。イスラエルが地上での勢力を拡大すればするほど、その損失はより深刻になるだろう」と彼は述べた。
イスラエル軍報道官ダニエル・ハガリ少将は水曜日、ガザ地区の地下数百キロに広がるハマスのトンネル網を、戦闘工兵が爆発装置を使って破壊していると述べた。軍はこれまでに130本のトンネルを破壊したと発表した。
イスラエルは、ガザ地区での民間人の死はハマスの責任だと非難し、ハマスがガザ地区の住民を人間の盾として利用し、住宅地に武器や作戦センターを隠していると述べている。
戦闘が2ヶ月目に突入した水曜日、イスラエル軍は外国人記者団をガザ市郊外へ派遣した。記者たちは、視界に入るすべての建物が戦闘によって破壊された、壊滅的な光景を目にした。
ハガリ少将は、水曜日に約5万人のパレスチナ民間人が北部から撤退したと述べた。彼らは「ハマスが北部の支配権を失ったことを理解した」ため撤退したと述べた。しかし、数千人が包囲地域に留まっている。
国連当局者やG7諸国は、食料、医薬品、燃料などの必需品が不足しているガザ地区の民間人の苦しみを和らげるため、人道的停戦を求める声を強めている。
ハマスの 政治指導者らが拠点を置くカタールが仲介する協議では、ガザ地区での1~2日間の人道的一時休止と引き換えに、人質10~15人の解放を求めていると、協議に詳しい関係筋が水曜日に明らかにした。
ホアン・アイン氏(ロイター、CNN、AJによる)
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