聯合ニュースは7月25日、韓国合同参謀本部の声明を引用し、北朝鮮が東海岸沖に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと報じた。朝鮮半島は7月27日に朝鮮戦争休戦協定締結70周年を迎えるため、地域の緊張が高まる中での行動となった。
韓国軍は、北朝鮮が平壌近郊から発射した弾道ミサイル2発が7月24日午後11時55分と午前0時に東海上に発射され、約400キロメートル飛行した後、海上に落下したと発表した。一方、共同通信は、日本の防衛省がミサイル2発が高度約100キロメートルに達し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと発表したと報じた。
北朝鮮、米潜水艦が韓国に到着後、弾道ミサイル2発を発射
韓国軍は7月24日、原子力潜水艦「アナポリス」が軍事物資の補給のため済州島に到着したと発表した。これは最近韓国を訪問した2隻目の米潜水艦である。前回の潜水艦「ケンタッキー」は核弾頭弾道ミサイルを搭載し、7月18日に釜山港に到着した。その翌日、北朝鮮は平壌の順安地域から短距離弾道ミサイル2発を発射した。北朝鮮の康順南(カン・ソンナム)国防相は、アナポリスの韓国への到着は北朝鮮が核兵器を使用する法的条件となる可能性があると警告した。
7月13日に公開されたこの写真は北朝鮮が発射した火星18型ミサイル。
北朝鮮による最新のミサイル発射を受け、岸田文雄首相は国連安全保障理事会決議違反を非難した。首相は、北朝鮮の「挑発行為」は日本、地域、そして国際社会の平和と安定を脅かすものだと述べた。米国側では、ホワイトハウスのカリーヌ・ジャン=ピエール報道官がミサイル発射を非難し、韓国と日本への防衛コミットメントを改めて表明するとともに、北朝鮮との対話を求めた。韓国外務省も7月25日、北朝鮮の行動を非難すると発表した。
北朝鮮は昨日のミサイル発射後、まだ声明を発表していない。朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は7月24日付の社説で、「軍事力の強化に終わりはない」と述べ、この目標は「いかなる犠牲を払ってでも」より迅速に達成されると強調した。さらに、「自衛力に基づく恒久平和は、いかなる敵も圧倒的に打ち負かすことができる」と強調し、もし北朝鮮が核兵器やミサイル開発に注力せず、経済発展のみに注力していたならば、核戦争が勃発し、歴史上のいかなる戦争よりも甚大な被害をもたらしていた可能性があると付け加えた。
一方、聯合ニュースは、韓国の申範哲(シン・ボムチョル)国防次官が7月24日(現地時間)、ハワイでジョン・C・アキリーノ米インド太平洋軍司令官と会談し、朝鮮半島の安全保障情勢について協議したと報じた。また、8月2日から29日までカリフォルニア州トゥエンティナインパームズで行われる米本土初の合同演習には、韓国海兵隊員約50名が参加する予定だ。
ロシアと中国の代表団が北朝鮮を訪問
朝鮮中央通信(KCNA)は、朝鮮戦争休戦70周年を記念するため、ロシア軍代表団が朝鮮国防省の招待を受け、朝鮮を訪問すると報じた。代表団はセルゲイ・ショイグ国防相が率いる。中国の高官級代表団も記念行事に参加するため、朝鮮労働党中央委員会と朝鮮民主主義人民共和国政府の招待を受け、中国共産党政治局委員で全国人民代表大会常務委員会副委員長の李鴻中氏が率いる。
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