サウジアラビアは、イスラエルによるラファへの攻撃は人道的災害を引き起こすと述べ、国連安全保障理事会に介入を求めた。
サウジアラビア外務省は2月10日、イスラエルがガザ地区最南端の都市ラファを攻撃し、標的とした場合、「極めて危険な結果」を招くと警告する声明を発表した。また、サウジアラビアは、民間人をラファから強制的に退去させる行為を「強く拒否し、非難する」と明言した。
サウジアラビア外務省は「国際法と国際人道法の継続的な違反は、イスラエルによる人道的大惨事を防ぐため、国連安全保障理事会の緊急会合を招集する緊急性を示している」と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2月9日、ラファ市内のハマス軍に対する地上作戦に備えて軍に民間人の避難準備を命じた。
2月9日、ガザ地区ラファの人々。写真: AFP
ラファにはガザ地区の他の地域から逃れてきた約150万人のパレスチナ人が住んでいる。
ハマスは、イスラエルによるラファへの攻撃により、市内で数万人の死傷者が出る可能性があると警告した。パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領府は、この行動は地域と世界の安全と平和に対する脅威であり、あらゆる一線を越えた行為だと非難した。
イスラエルは、2023年10月にハマスを「根絶」することを目的とした攻撃を受け、ガザ地区で大規模な軍事作戦を開始した。ガザ地区の保健当局によると、少なくとも2万7947人が死亡し、そのほとんどが女性と子供だった。
ガザ地区南部ラファ市の位置。画像: BBC
ゴック・アン( AFP通信)
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