アレクサンダー・ズベレフは2018年と2021年に優勝しており、ATPファイナルズには6度目の出場となる。ズベレフは豊富な経験を活かして世界ランキング2位のアルカラスを相手に冷静さを保ち、スペイン人選手を相手に見事な逆転劇を見せた。
ズベレフはATPファイナルズで3度目の優勝を目指す(写真:ゲッティ)。
「サーブがすごく役に立った。第2セットの第1ゲームでブレークポイントをしのいだことも、メンタル面で良い影響を与えてくれた。世界ランキング2位の選手を相手にセットを落とし、しかも序盤にブレークを許すのは嫌だから、今日の勝利にはとても満足している」とズベレフは語った。
ズベレフは第1セットの第3ゲームでブレークに成功したが、その後ミスを犯し、第6ゲームで相手にブレークを許し、3-3の同点に追いつかれた。アルカラスは第12ゲームで3度のセットポイントをものにすることができなかったものの、タイブレークでは好プレーを見せ、7-3で勝利した。
第2セットの第1ゲームで、ズベレフはブレークポイントをしのぎ、第2ゲームでブレークに成功して2-0とリードを奪った。ドイツ出身のズベレフは自信に満ち溢れ、好調なサービスゲームを展開し、6-3で勝利を収めた。最終セットでもズベレフは素晴らしいサーブ力を維持し、第5ゲームでブレークに成功して逆転し、6-4で勝利を収めた。
アルカラスは不調が続いている(写真:ゲッティ)。
ズベレフはファーストサーブで79%(59/75)のポイントを獲得した。27歳の彼は第3セットで転倒して左足首を痛めたが、復帰後は依然として説得力のあるプレーを見せ、2時間32分後に勝利を収めた。
ズベレフは、2022年全仏オープン準決勝のラファエル・ナダル戦で右足首を負傷したため、昨年のATPファイナルズを欠場した。転倒で左足首を負傷したズベレフは、試合中、慎重にプレーする姿が見られた。
ドイツ人選手は転倒についてこう語った。「足首を捻挫したわけではなく、ただ滑っただけです。しばらく痛みはありましたが、大きな怪我はないと思います。無事であることを祈ります。様子を見ますが、パリで起きたような状況ではないようです。」
メドベージェフがルブレフに勝利(写真:ゲッティ)。
レッドグループのもう1つの試合では、ダニール・メドベージェフが2セットのハイクオリティなプレーを披露し、アンドレイ・ルブレフに6-4、6-2で勝利した。
両選手はトリノの観客に、見応えのある緊迫した試合を披露した。メドベージェフはオープニングセットで7つのブレークポイントを守り、そのすべてを最後の2つのサービスゲームでものにした。そして第2セットでは、序盤から圧倒的な強さを見せつけた。
「調子は良かったので、コート上でそれを示そうと努力しました」とメドベージェフは試合後に語った。「第1セットは本当に難しかった。最も重要な場面で優位に立とうと努力したことが第2セットで助けになったので、今日の勝利には本当に満足しています。」
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