米軍中央軍(CENTCOM)は、隊員10人が地域外の高等医療施設に避難したと発表した。中東における米軍の指揮を執るCENTCOMは、敵の攻撃の報告はないものの、事件の原因は調査中だと述べた。
CENTCOMの職員は、さらなる情報提供の要請には応じなかった。シリア北東部の一部を支配している米国の支援を受けるシリア民主軍(SDF)、同地域を統治するクルド人自治政府、そしてシリア政府もコメント要請に応じなかった。
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3月初旬には、シリアでの攻撃と反撃により米軍兵士25人が負傷した。ロイター通信によると、近年、シリア駐留米軍はイラン支援の民兵による攻撃に度々対処してきた。
シリアには約900人の米軍部隊が派遣されており、その大半は東部に展開している。これは、自称イスラム国(IS)の残党と戦う任務の一環である。この派遣は、シリア正統政府は容認していない。
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ISは2019年に敗北し、かつてシリアとイラクの3分の1を支配していた強大な組織の影となっているが、数百人のISメンバーは今もロシアとイランが支援する民兵の支援を受け、米国主導の連合軍やシリア軍の支配が及ばない荒涼とした地域で活動を続けている。
他にも数千人のISメンバーが自衛隊の保護施設に拘束されている。ロイター通信によると、米当局はISが依然として大きな脅威として再び台頭する可能性があると述べている。
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