ウクライナ軍の司令官は、ロシア軍によって度々押し戻されている東部戦線の旅団レベルの指揮官の一連の交代を発表した。
ウクライナ軍の新司令官オレクサンドル・シルスキー将軍は3月2日、東部戦線を視察し、旅団レベルの指揮官の急速な再編が必要だと直ちに認識したと発表した。
「わずか3日間で、同じレベルの人員、武器、装備で、一部の旅団が敵の進撃を阻止し防衛線を維持できたのに、他の旅団が失敗した理由がはっきりと分かりました」とシルスキー将軍はテレグラムで語った。
ウクライナ軍の司令官は、非効率的な旅団の指揮官を交代させる前に、専門家を派遣して評価を行ったと述べた。「一部の指揮官が状況を制御できず、その行動と命令が兵士の生命と健康を脅かす状況に陥ったため、人事交代を決断せざるを得なかった」と、司令官は語った。
ウクライナ軍の司令官オレクサンドル・シルスキー将軍が2月25日に東部戦線を視察した。写真:ウクライナ国防省
シルスキー将軍は、2年間戦闘を続けてきた旅団を後方に撤退させ、回復させると付け加えた。シルスキー将軍は部隊の名称を明らかにしなかったが、ウクラインスカ・プラウダ紙は、アヴデエフカ市を防衛していたが最近撤退した第110独立機械化狙撃旅団であると報じた。
シルスキー将軍は、前線の状況は「困難だが対処可能」だと述べた。3月1日、シルスキー将軍は、ウクライナ軍司令官の一部が「敵情の認識と評価」に欠陥を示し、一部地域で防衛線が弱体化していることを認めた。
ロシア軍は先週、数ヶ月に及ぶ戦闘の末、ウクライナ東部ドネツク州アヴデーエフカの町を制圧した。ウクライナ軍は今週、アヴデーエフカ近郊のさらに二つの村から撤退したと発表した。西側同盟国からの支援が減少する中で、領土がさらに失われたことになる。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月25日、2年前に戦闘が始まって以来、3万1000人のウクライナ兵が死亡したと述べた。大統領は、ウクライナの戦場での成否は同盟国とパートナー諸国からの支援にかかっていると強調した。また、米国議会が近い将来にウクライナへの軍事支援パッケージを承認することを期待していると述べた。
タイン・ダン(キエフ・ポストによる)
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