12月13日、米国を訪問中のウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ワシントンに対し、キエフに長距離ATACMSミサイルを提供するよう要請した。
ジョー・バイデン米大統領(右)は12月12日、ホワイトハウスの大統領執務室でウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。(出典:AP通信) |
ゼレンスキー大統領はマイク・ジョンソン米下院議長との会談で、新型ミサイルの配備を要請した。ウクライナ大統領は米国へのさらなる支援が必要だと強調し、キエフは支出額を米国に説明することを約束した。
一方ジョンソン氏は、ワシントンが新たな予算に国境警備対策を盛り込んだ場合にのみキエフへの追加援助が実施されるという共和党の要求を改めて強調した。
ホワイトハウスは10月中旬、ウクライナへのATACMSミサイルの供給を開始した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、米国の決定を「またしても誤り」と呼んだ。
12月初旬、ワシントンポスト紙は、米国によるATACMSミサイルとクラスター爆弾の提供はウクライナ紛争に大きな影響を与えなかったと報じた。
10月、ジョー・バイデン米大統領は議会に1060億ドルの追加予算要請を提出した。これにはウクライナへの610億ドルも含まれていた。12月には、民主党上院議員が新たな法案を提出したことで、総額は1110億ドル近くに増加した。
しかし先週、共和党が国境警備措置を法案に盛り込むよう要求したため、議員間の意見の相違によりこの要請は阻止された。
[広告2]
ソース
コメント (0)