ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は8月24日、テレビで、エフゲニー・プリゴジン氏がウクライナにおけるロシアの取り組みに「大きな貢献」をしたと述べた。
プーチン大統領は、ワグナーグループのトップは「有能なビジネスマン」だったと述べ、モスクワ近郊の飛行機墜落事故で亡くなった人々の遺族に哀悼の意を表した。
プーチン大統領はクレムリンで記者団に対し、プリゴジン氏とは1990年代から知り合いだったと振り返った。大統領は、墜落事故に関する公式調査の結果を待つ必要があると述べ、調査にはある程度の時間がかかるだろうと付け加えた。予備的な情報によると、墜落した飛行機には「ワグナー・グループの従業員も搭乗していた」という。
プーチン大統領。(写真:ロイター)
プーチン大統領は「プリゴジン氏は重大な過ちを犯したが、自身だけでなく我々の共通の目的のためにも忘れられない成果を達成することができた」と付け加えた。
プーチン大統領はまた、プリゴジン氏がロシア国内だけでなくアフリカでも石油・ガス、貴金属、宝石の分野で多くの成功を収めていることを確認した。また、プリゴジン氏はアフリカから帰国したばかりで、複数のロシア政府関係者と会談したようだと付け加えた。
モスクワからサンクトペテルブルクへ出発中だった民間軍事会社ワグナーのエンブラエル・レガシー専用機が、現地時間8月23日夕方、ロシアのトヴェリ地方で墜落した。
動画:「ワーグナーのボス」の飛行機墜落事故の残骸を発見
ロシア非常事態省は、乗務員3名と乗客7名を含む搭乗者10名全員が死亡したと発表した。ロシア航空運輸局は、乗客の中にワーグナー社の社長であるエフゲニー・プリゴジン氏が含まれていたと発表した。
ソーシャルメディアに投稿された複数の動画には、ワグナー党首を乗せたとみられる飛行機の翼の一部が破損し、空中で炎上した後、地面に墜落する様子が映っている。
ワーグナーのリーダー、エフゲニー・プリゴジンは、墜落したエンブラエル・レガシーに搭乗していたことが確認された。(写真:TASS)
当局は依然として遺体の身元確認を続けている。この事件は、ロシア国防省に対するワグナー反乱のちょうど2か月後に発生した。プリゴジンはロシア国防省がワグナー基地を攻撃したと非難し、モスクワに向けて部隊を派遣し、ロストフ・ナ・ドヌにある南部軍管区の司令部を制圧した。
当時、プーチン大統領は反乱を反逆罪として非難し、プリゴジンを刑事告訴した。しかし、プリゴジンがワグナー傭兵の大半を解散させ、残りをベラルーシとアフリカに移送することに同意したため、告訴は数日中に取り下げられた。
コン・アン - トラ・カーン
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