ロイター通信は2月18日、北大西洋条約機構(NATO)次期事務総長の最有力候補であるオランダのマルク・ルッテ首相が「欧州はドナルド・トランプ前米大統領について不平を言うのをやめるべきだ」と述べたと報じた。
ルッテ首相は2月17日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議で「トランプ大統領について愚痴や不満を言うのはやめるべきだ」と述べた。
ルッテ首相は、ミュンヘンで米国の 政治家らと会談した後、米議会がウクライナへの追加支援について決定を下すだろうと「慎重に楽観的」だと付け加えた。
オランダのマルク・ルッテ首相は2月1日、ベルギーのブリュッセルで行われた欧州連合(EU)首脳会議に出席した。
それでも、トランプ大統領はヨーロッパ諸国に対し、ウクライナへの支援を強化するよう呼びかけ、それが大陸全体の利益となると述べた。また、トランプ大統領が2024年にホワイトハウスに復帰するかどうかに関わらず、地域諸国に対し国防費の増額と弾薬生産の拡大を強く求めた。
ルッテ氏によれば、トランプ氏の発言に焦点を当てることは、ウクライナにおけるNATOの関与と努力を「そらす」だけだという。
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ロイター通信によると、ルッテ氏は10月に任期満了を迎えるNATO事務総長イエンス・ストルテンベルグ氏の後任の最有力候補となっている。しかし、ルッテ氏はそのポストに立候補するつもりはないと述べた。
ストルテンベルグ氏は今週、トランプ氏の発言を批判した一人であり、前米大統領の発言は加盟国の安全を「損なう」ものだと述べた。
トランプ前大統領は以前、11月に再選された場合、NATOに十分な防衛費を支払わないNATO同盟国を擁護しないと発言し、欧州で激しい怒りを買っていた。
ストルテンベルグ氏はトランプ氏の発言に懸念を表明したが、トランプ氏の発言は来年のNATO加盟国の貢献を肯定する動きを引き起こした。
NATO事務総長は、加盟31カ国のうち18カ国が、域内へのGDPの2%の拠出というコミットメントを達成できる見込みだと述べた。欧州諸国は今年、3,800億ドル(2,600億ポンド)を拠出する見込みで、ドイツは冷戦後初めて2%のコミットメントを達成する見込みだとフォックスニュースが報じた。
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