ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、キエフがワシントンから約束された軍事援助を受けられなければ、ウクライナ軍は「段階的に」撤退を余儀なくされるだろうと述べた。
3月29日にワシントンポスト紙に掲載されたインタビューで、
ゼレンスキー氏は、米国の支援がなければ、ウクライナは防空システム、パトリオットミサイル、電子戦用の電波妨害装置、155mm砲弾を保有できなかっただろうと述べた。
これは、ウクライナが「段階的に、徐々に」軍隊を撤退させなければならないことを意味する。
ゼレンスキー大統領はまた、弾薬不足によりウクライナは前線を縮小し、現在支配している陣地の多くを放棄せざるを得なくなると強調した。また、キエフは国産兵器と防空システムを活用しているものの、援助の不足を補うには至っていないと断言した。
同日公開された珍しいインタビューで、ウクライナの新司令官オレクサンドル・シルスキー氏は、ロシア軍は前線においてウクライナ軍の6倍の戦力を持っていると述べた。シルスキー氏は、ウクライナ国防軍が「武器弾薬をほとんど、あるいは全く持たない」状態で任務を遂行していると警告し、一部の地域では状況が「緊迫している」と述べた。
前日、ゼレンスキー大統領はマイク・ジョンソン米下院議長と電話会談し、米議会に対しキエフへの新たな軍事支援策を早急に可決するよう求めた。
米国下院は、ウクライナへの600億ドルの軍事・財政支援法案の採決を数ヶ月間延期している。ウクライナのルステム・ウメロフ国防相は先日、西側諸国からの兵器の50%が遅延しており、ロシアとの紛争においてウクライナ軍の対応が困難になっていると述べた。ウクライナは、欧州連合(EU)が昨年3月に約束した数百万発の砲弾のうち、わずか3分の1しか受け取っていない。
解決
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