岸田首相は福島原発を視察し、日本政府は処理済みの汚染水を海に放出する時期をまだ決めていないことを確認した。
「海洋放出の時期はまだ決められない。安全確保と水産業の風評被害回避策を政府全体で検討した上で決定する」と岸田文雄首相は本日、福島原子力発電所を視察した際、記者団に語った。
岸田首相は、全国漁業協同組合連合会(JA漁業協同組合連合会)の坂本正信会長をはじめとする漁業関係者と会談し、状況について協議する予定だと付け加えた。「汚染水の放出は、福島第一原子力発電所の閉鎖と福島の復興に向けた重要な一歩です」と首相は述べた。
岸田首相は8月20日に福島第一原子力発電所を視察した。写真: AFP
2011年3月、地震と津波が福島第一原子力発電所を襲い、日本は二重の災害に見舞われました。原子力発電所の運営会社である東京電力は、原子炉の冷却に使用された134万トンの汚染水を貯蔵した数百ものタンクの処理に追われました。
日本政府は2021年、処理済み廃水を段階的に海へ放出する計画を開始する。東京によると、放射性廃水はろ過システムで放射性同位体を除去し、水素の2つの放射性同位体のうちの1つであるトリチウムだけを残すという。トリチウムは有毒だが、自然界に存在するため、専門家は海水と混ざるため環境中のトリチウム量は極めて微量になると述べている。
国際原子力機関(IAEA)は、日本の放射性廃棄物の海洋放出計画が国際基準を満たしていると評価した。IAEAは、段階的かつ管理された放出は人体と環境への放射線影響は無視できるほど小さいと述べた。
多くの日本の漁師は、この計画が日本の水産業のイメージ向上に向けた長年の努力を無駄にするのではないかと懸念し、反対している。
中国は日本の廃棄物投棄計画を繰り返し非難しており、日本政府は環境と人々の健康への配慮よりも、海洋への廃棄物投棄に熱心すぎると非難している。中国当局は日本の10県からの食品輸入を禁止し、他の地域からの農産物に対しても厳格な放射能検査を実施している。
韓国政府は日本の廃棄物処理計画は安全だと確認したが、野党議員や多くの韓国国民は依然として反対している。
ヴー・アン( AFP通信)
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