最近、京都精華大学(日本)の学生グループがフエを訪れ、フエ大学理科大学の学生とともに「現代的背景における伝統的な市場建築」をテーマにした現地の文化を体験するワークショップに参加する機会を得ました。
ワークショップは4日間にわたって行われ、ベトナム人と日本人の学生はグループに分かれて交流を深めました。グループメイトと早く仲良くなるために、アン・トゥーさん、トゥー・ハーさん、タン・ダットさんは、日本人の友人である藤井ひなさんと野口大樹さんをドンバ市場のグルメ体験に積極的に誘いました。そこで、日本人の友人たちはフエの料理と人々との触れ合いを体験しました。
「ベトナムの友達に誘われて、バインロック、ブンボー、 チェーフエなどを食べました。どれも美味しくて、『おいしい!』と何度も叫んでいました。特に、ローストポークで巻かれたチェーボットロックは、今まで食べたことのない不思議な味でした。グループのメンバー3人と市場の店員さんの親切なおもてなしにも感動しました」と藤ひなさんは語りました。
次に、生徒たちはカット・トゥオン・クアン僧院で瞑想を体験しました。桜の国である日本の禅や茶道文化との類似性から、この活動は日本の友人たちに親しみを感じさせたようです。
生徒たちが次に体験するアクティビティは、フエの伝統芸術であるシン村の民画を手作業で制作することです。これは古くから有名な絵画ジャンルであり、古都フエの伝統的な文化美を体現し、フエの人々の精神生活において重要な役割を果たしてきました。
シン族の村画制作の工程は非常に精巧です。画用紙は必ずディエップ紙を使用します。ディエップ紙はドーの木の樹皮から作られ、乾燥させた後、ディエップ(貝殻やムール貝の殻から作られた粉末の一種)で覆われます。それぞれの絵は伝統的な木版で刷られ、手作業で丁寧に彫られます。シン族の村画の色彩はすべて天然素材から得られ、竹炭(黒)、赤土(茶)、葉(緑)などが用いられています。ワークショップでは、生徒たちは職人の指導を受けながら、12支の動物画を段階的に描いていきました。
ベトナム人と日本人の学生が一緒にバインロック作りを体験。(写真:トゥアティエン・フエ新聞) |
ワークショップの最後の体験は、手作りのバインロック作りでした。生徒と先生たちが一緒に生地をこね、フィリングを作り、ケーキを成形する作業を行い、キッチンはいつも明るく笑い声に満ちた雰囲気でした。
「ベトナムの学生たちは熱心に手取り足取り教えてくれました。どのグループが一番美味しいケーキを作れるか競争したりもしました。初日は戸惑いもありましたが、今ではみんなととても親しくなり、繋がりを感じています。フエの文化とフエの友達は本当に素晴らしいです」と、日本人グループの学生、柿本美優さんは語りました。
京都精華大学から学生引率を担当する団長の藤枝綾子氏は、日本の教師と学生がフエ文化の多様性に驚いていたと述べました。「2年前にも、私自身も日本の学生グループをフエに引率し、香水川陶磁器博物館を訪れ、料理を味わい、タムザンラグーンでSUPボートを楽しむ機会がありました。今年、再びフエを訪れ、他にも多くの興味深いアクティビティを体験することができました。フエの文化、そして教師と学生の皆さんの温かい歓迎に大変感銘を受けました。」
ワークショップは、多くの忘れられない思い出と新たな友情とともに幕を閉じました。フエでの経験は、日本の学生たちが古都への理解を深めただけでなく、ベトナムの友人たちとの絆を深めることにも繋がりました。これは単なる学びの機会ではなく、両国間の文化交流の架け橋となり、将来に向けた協力と共有の機会を広げるものでした。フエに別れを告げる際、日本の学生たちは温かい気持ちで、また多くの興味深い発見をするためにフエに戻ってくることを約束しました。
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出典: https://thoidai.com.vn/sinh-vien-nhat-ban-tram-tro-truoc-huong-vi-am-thuc-hue-206799.html
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