本書『ベトナム ― 日本から見たベトナム』は、古田元夫教授の半世紀以上にわたるベトナムへの研究と愛着の成果です。
人々の日常の活動、文化的信念、社会的行動から、国家の建設と防衛の歴史、改革・革新のプロセス、国際統合、この地域におけるベトナムの地政学的役割などのマクロな問題に至るまで、この本は外国人学者の独自の視点とアプローチを通じてベトナムの全体像を描き出しています。
古田元夫教授はこれまでベトナムに関する研究書を多数執筆しており、そのうち3冊はベトナム語に翻訳され、ベトナムで出版されています。『ホー・チ・ミン ― 民族解放と革新』(国家政治出版社、1997年)、『世界史の中のベトナム』(国家政治出版社、1998年)、『ベトナム1945年飢饉 ― 歴史的証拠』(社会科学出版社、2005年、ナレッジ出版社、2011年、トゥルース国家政治出版社、2016年、2022年)です。今回の著書『ベトナム ― 日本からの視点』は、トゥルース国家政治出版社から出版された4冊目の著作となります。
伊藤直樹駐ベトナム日本国特命全権大使は、「本書は、ベトナムを一面的に捉えるのではなく、歴史的・社会的文脈を踏まえ、多角的にベトナムを理解するための手がかりを読者に提供しています。これにより、多くの日本の読者がベトナムについてより深く知る機会を得ました。今回のベトナム語版の出版は、ベトナムの人々にとって、日本人学者の視点を通して、新たな視点で自国を見つめ直す有意義な機会となるでしょう。」と述べました。
『ベトナム ― 日本から見た視点』という書籍は、意義深い機会に出版されたと言えるでしょう。本書は綿密な調査に基づいた学術書であるだけでなく、ベトナムと日本という二国間の誠実で強い友情を鮮やかに象徴するものでもあります。
出典: https://nhandan.vn/ra-mat-sach-viet-nam-mot-goc-nhin-tu-nhat-ban-post894628.html
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