シェイク・ナワフ氏は先月末、クウェート国営通信社が健康上の緊急事態と報じたため入院した。クウェートは40日間の服喪を宣言し、政府機関を3日間閉鎖した。
クウェートの首長シェイク・サバーハ・アル・アフマド・アル・サバーハ(左)が、2006年のイベントでクウェートの皇太子シェイク・ナワフ・アル・アフマド・アル・サバーハと並んで座っている。写真:ロイター
シェイク・ナワフ前首長の健康問題を受け、2021年からクウェートの事実上の統治者となっていたシェイク・メシャル・アル=アフマド・アル=サバーハ皇太子(83歳)が後継者となった。彼は、最近亡くなったナワフ前首長の異母兄弟である。
シェイク・ナワフ氏は、世界第7位の石油埋蔵量を誇るこの国を10年以上統治してきた兄の故シェイク・サバーハ氏の死去を受け、2020年9月に国王に即位した。
クウェートはサウジアラビアとイラクに国境を接し、イランとは湾を挟んで向かい側に位置しています。1990年にイラクの侵攻を受け、1991年には湾岸戦争が勃発しました。この戦争でアメリカをはじめとする国々はイラクを破り、クウェートを解放しました。
クウェートの憲法では、皇太子は自動的に国王となるが、議会で宣誓した後にのみ権力を握る。新国王は1年以内に後継者、すなわち新皇太子を選出する。
世界の指導者たちはシェイク・ナワフ氏の遺族に哀悼の意を表し、クウェート国民に哀悼の意を表した。ジョー・バイデン米大統領は、シェイク・ナワフ氏を「米国の大切なパートナーであり、真の友人」と称えた。
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長とジョセップ・ボレル外務政策上級代表は共同声明で、ナワフ師は「激動の時代においても、祖国への奉仕に容赦なく献身し、尽力してきた」と述べた。
UAEのシェイク・モハメド・ビン・ザイド大統領は、シェイク・ナワフ氏はクウェートとUAEの関係強化に重要な役割を果たした卓越した指導者であったと述べた。英国のリシ・スナック首相は、シェイク・ナワフ氏を英国の偉大な友人と称し、その訃報に接し深い悲しみを表明した。
フイ・ホアン(ロイター通信による)
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