イスラエルの治安状況は、レバノンとの国境や司法改革に対する抗議活動に関連して新たな展開を見せている。
7月3日、イスラエル国防軍(IDF)による攻撃を受け、ジェニンの建物から煙が上がっている。(出典:AP通信) |
イスラエル国防軍(IDF)は7月3日早朝(現地時間)、ヨルダン川西岸北部の都市ジェニンで大規模な軍事攻撃を開始した。
パレスチナ人の目撃者によると、イスラエル国防軍の兵士と数十台の装甲車両がヘリコプターや無人航空機(UAV)の支援を受けてジェニンとそこの難民キャンプを攻撃した。
イスラエル軍とパレスチナ武装勢力の間で衝突が発生し、数時間にわたって続いた。双方が戦闘を繰り広げる中、空爆が行われた。
イスラエル国防軍は公式声明で、様々なグループの戦闘員で構成される武装部隊、ジェニン旅団の司令部を攻撃したと述べた。しかし、同部隊は今回の攻撃で無人機を使用したかどうかについては明言を避けた。
これに先立ち、7月2日夜、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は治安担当幹部らとの会合を招集した。一方、エリ・コーエン外相は7月3日、エルサレムでこの作戦の目的について語り、「我々の目標はジェニンに集中し、テロ組織とその組織にのみ焦点を当てることだ」と明言した。
同日、パレスチナ外務省は、イスラエル人入植者にパレスチナ人に対する犯罪を奨励するネタニヤフ首相の政策を批判した。一方、同国保健省は、ジェニンで少なくとも3人が死亡したと発表した。また、ラマラの検問所で頭部を撃たれた男性1人が死亡した。
* また7月3日、イスラエルの抗議者らはハイファ港の入口を封鎖し、政府の物議を醸している司法改革計画に抗議するためベングリオン国際空港前での集会を呼びかけている。
群衆はイスラエル最大の民間港であるハイファ港の入口を1時間半にわたって封鎖し、100台以上のトラックによる荷物の積み下ろしを妨げている。
主催者は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が中国公式訪問のため同日中に出発するにあたり、ベングリオン空港エリアに入るために厳しい警察の検問を通過するよう人々に呼びかけている。
先月、イスラエル軍はジェニン市に対しても大規模な空襲を実施し、7人が死亡した。
* 関連ニュースとして、レバノンのラジオ・アル・ヌールは、7月2日、イスラエル国防軍が両国国境地帯でレバノン国民に発砲したと報じた。具体的には、群衆はイスラエルがホウラ(レバノン)とメナラ(イスラエル)の国境フェンス沿いで「技術的」作戦を展開したことに抗議するために集まった。
同局によると、イスラエル軍の「技術的」作業が、共通国境とされるグリーンライン付近のフェンスを越えたとのことだ。レバノン軍も治安確保のためこの地域に駐留しているが、まだ事態への対応は行われていない。
* また7月2日、イスラエル国防軍報道官アビチャイ・アドラエ氏は同国の戦闘機がシリアの防空砲台を攻撃したと述べた。
報道官によると、対空砲台はイスラエル機に向けてミサイルを発射したが、ミサイルによる被害の報告はないという。その後、戦闘機は同地域内の他の標的を攻撃した。
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