この習慣について知るために、著者ド・トゥ・クエン氏と一緒にソンラ県のモン族の村を訪れ、餅作りの工程を体験する「モン族の餅つきの習慣」の写真シリーズをご覧ください。この写真シリーズは、 情報通信省が主催する写真・動画コンテスト「ハッピー・ベトナム - ハッピー・ベトナム」に著者が応募したものです。
餅を搗くのは、いつも力強く、粘り強いモン族の人たちです。1回の搗きは2人ずつで、疲れたら別の2人に交代します。丁寧に搗くほど、餅はよりしなやかで美味しく、日持ちも良くなります。餅を形作る工程は、女性たちの熟練した手作業によって行われます。
モン族の餅は非常に丁寧に作られ、主な材料は香り高く粘り気のある陸稲のもち米です。お好みの米を選んだら、洗ってぬるま湯に12時間ほど浸し、取り出して水を切り、蒸し器に入れます。蒸し器は木製なので、蒸しても陸稲の香りが失われず、粘り気があっても崩れません。
モン族の人々は、二つの丸い餅が月と太陽、つまり人類と万物の起源を象徴していると信じています。新年を迎える子供たちや孫たちの思い、願い、そして願いは、丸い餅に込められ、先祖に捧げられます。また、餅はモン族の男女にとって愛と忠誠の象徴でもあります。
もち米を搗くと、女性たちはそれを巧みに月と太陽のような美しい丸い餅に成型します。これは伝説に残る光景です。モン族にとって、バインデーは馴染み深い料理であるだけでなく、精神生活においても特別な位置を占めています。バインデーを先祖に捧げる際には、必ず2つの餅を供えます。バインデーの供物の特徴は、中に餡やスパイスが入っていないことです。
バインデーは、お客様をもてなすだけでなく、来客への贈り物としても喜ばれる一品です。時間が経っても、このケーキは柔らかく、香りが漂います。食べる際は、熱い炭火で焼いたり、小さく切ってラードで揚げて、ふっくらと膨らませ、魅力的な香りを放ちます。
ベトナム.vn
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