8月4日、ポリティコ(米国)は、ウクライナのパイロットにF-16戦闘機の操縦訓練を行う西側諸国の取り組みが言語の壁によって妨げられているとの消息筋の話を引用した。
ウクライナのパイロットは、F-16戦闘機の操縦訓練中に言語の壁に直面する - 写真:7月初旬のNATO演習中、シアウレイ空軍基地に駐留するポルトガル空軍とルーマニア空軍のF-16。(出典:ゲッティイメージズ) |
米当局者と事情に詳しい情報筋によると、欧州数カ国が正式な訓練計画を作成し、米国の承認を得た後、英語を話すウクライナ人パイロット8人からなる最初のグループが訓練を開始する準備ができている。
しかし、F-16戦闘機訓練プログラムに参加している残りの32人のパイロットにとっては「英語力は依然として問題」であり、基礎資格を持つ20人が今月英国で語学コースを開始する予定だ。
キエフは過去数カ月にわたり、戦闘機がロシアに対する「形勢逆転」に役立つと主張し、西側諸国に繰り返しF-16戦闘機の提供を求めてきた。
しかし、ワシントンはこれに反対している。ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は、ウクライナにおける防空システムの継続的かつ広範な運用のため、F-16の効果は限定的だと述べた。
しかし、5月中旬、英国とオランダは、米国を含む北大西洋条約機構(NATO)加盟11カ国が参加し、ウクライナのF-16戦闘機購入を支援する「国際連合」の結成を発表した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、訓練キャンペーンは今月開始される予定だ。一方、ドミトリー・クレーバ外相は、最初の戦闘機が来年初めにウクライナに納入されると予測している。
しかし、航空機移送の準備作業はいくつかの障害に直面しており、米国とその同盟国はウクライナのパイロットを誰が訓練するのか、訓練はどこで行われるのかなどについてまだ合意に至っていないとの報道もある。
一方、ロシアは、ウクライナへのF-16戦闘機の移転は紛争のエスカレーションにつながると西側諸国に繰り返し警告してきた。セルゲイ・ラブロフ外相も、米国製の戦闘機は核兵器を搭載可能であると述べた。
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