トランプ前米大統領は、弾劾の危機に瀕していたマイク・ジョンソン下院議長を「良い仕事をした」と称賛した。
「米国下院議長は非常に複雑なプロセスを経て選出されました。どの下院議長にとっても容易な状況ではありません。彼は素晴らしい仕事をしていると思いますし、マージョリーもそれを理解しているはずです」と、ドナルド・トランプ氏は4月12日、フロリダ州にある自身の別荘マール・ア・ラーゴでマイク・ジョンソン氏の隣に立ち、こう語った。
ジョンソン氏は支持を得るためにフロリダ州を訪れ、トランプ氏と会談した。共和党の強硬派下院議員マージョリー・テイラー・グリーン氏は3月21日、ジョンソン氏が党内の多くの議員を無視して1兆2000億ドルの予算案を可決し、政府閉鎖の危機を回避したことを受け、下院議長の罷免を提案した。
この動きは、グリーン氏を含む党内の強硬派を激怒させた。「この法案はアメリカ国民への裏切りだ」とグリーン氏は述べた。
議長の罷免動議はどの議員でも提出でき、下院は2日以内に採決しなければならない。ジョンソン氏が議長職にとどまるには、下院議員435名のうち少なくとも218票の賛成が必要となる。
一部の共和党員は、ジョンソン下院議長が解任されれば、選挙の年には民主党が有利になると警告している。
4月12日、マール・アー・ラーゴでの会談後、記者会見するトランプ氏(右)とジョンソン氏。写真: AFP
マール・アー・ラーゴでの会談中、トランプ氏とジョンソン氏は、11月の大統領選挙における不正の可能性についても懸念を表明した。ジョンソン氏は、投票前に市民権を証明することに関する規制を強化する法案を近日中に提出すると述べた。
下院議長は「国境を越える不法移民が増えるごとにその脅威が増すため、詐欺が蔓延する可能性がある」と警告した。
トランプ氏とジョンソン氏は、共和党内で亀裂を引き起こしているウクライナへの600億ドルの支援策についても言及した。ジョンソン前米大統領は、ウクライナへの直接的な支援よりも軍事融資を支持すると述べた。
トランプ氏は、共和党内でも意見が分かれているもう一つの争点、中絶の権利についても触れた。大統領在任中に最高裁判所を再建し、2022年6月に女性の中絶の権利を認める判決を覆した経緯を振り返り、「人々が不可能だと言ったことを我々は成し遂げた」と強調した。
ファム・ザン( AFP通信による)
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