日経新聞によると、岸田文雄首相とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、希土類資源開発への共同投資で合意した。日本にとって、これは主要鉱物資源における中国への依存度を下げる取り組みの一環となる。
日経新聞によると、日本の経済産業省、独立行政法人金属エネルギー技術基盤機構(JOGMEC)とサウジアラビアの産業鉱物資源省は7月16日に協力覚書に署名する予定だ。
岸田文雄首相は、7月16日から18日まで、日本の主要エネルギー供給国であるサウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールを訪問する予定だ。写真:ジャパンニュース
この協定に基づき、日本とサウジアラビアは共同投資を目的とした第三国における資源開発プロジェクトを模索する。レアアースは電気自動車のバッテリー、半導体、携帯電話、風力タービンの製造に不可欠な元素であるため、これは特に重要である。
サウジアラビアは、石油依存型経済の多様化戦略の一環として、国内における新たなレアアース鉱床の探査を進めています。JOGMECは、リヤドによる予備調査の実施を支援するため、技術的専門知識を提供します。また、日本は、サウジアラビアにおいて既に採掘済みの銅、鉄、亜鉛などの資源開発の加速を支援します。
日本とサウジアラビアはどちらも、特定の供給業者への過度な依存を避けるため、希土類のサプライチェーンの多様化に熱心だ。
電気自動車などに使われる世界の希土類金属のほとんどは現在、中国で生産されている。写真:日経/ロイター
特に、日本は水酸化リチウムの供給の約80%、コバルト処理の60%以上を中国に依存しています。尖閣諸島(釣魚島)の領有権をめぐる紛争を受けて中国が日本への希土類元素の輸出を制限したため、日本は代替供給源を探さざるを得なくなりました。
岸田外相の中東歴訪は7月18日まで続く。今後3日間、アラブ首長国連邦やカタールの首脳らと会談し、エネルギー協力などについて協議する予定。
グエン・トゥエット(日経、アジアニュース、ロイター通信による)
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