一部の外交筋は6月27日、国連マリ平和維持活動(MINUSMA)が6月30日に終了すると明らかにした。
この情報は、ミッションの兵士1万3000人が期限の6カ月以内に撤退することを許可する決議案に対する国連安全保障理事会(UNSC)の投票に先立ち公開された。
MINUSMAの終焉は、国連とマリ軍事政権の関係が長年にわたり悪化した後に予定されている。マリのアブドゥライエ・ディオプ外相がMINUSMAの即時撤退を要求したことで、今月、緊張は頂点に達した。
マリに展開するブルーベレー隊。写真:MINUSMA |
同ミッションの活動も、2021年以降はマリ政府の規制により中断されている。MINUSMAは、数千人の命を奪ったイスラム過激派の反乱から民間人を守る上で重要な役割を果たしたと評価されている。
草案によれば、MINUSMAは12月31日までに「秩序ある安全な」撤退を実施し、安全保障理事会は10月30日までにこれを検討する。その後、理事会は「必要に応じてマリと協議の上、撤退スケジュールの修正を検討」することができる。ミッションの活動は、国連職員、施設、車列の警備に縮小される。MINUSMAは国連職員の医療搬送サービスを提供する。
しかし、この草案により、MINUSMAは年末まで、民間人に対する差し迫った暴力の脅威に対応し、近隣の民間主導の当局への人道支援の安全な提供に貢献する権限も付与される。具体的な時期と場所は、マリ当局との協議を経て決定される。
フランスが起草した決議案は15カ国からなる安保理でまだ議論中だが、外交官らは6月29日に予定されている投票前に大きな変更はないだろうと述べた。決議案が可決されるには、少なくとも9カ国の賛成票が必要であり、常任理事国による拒否権発動がないことが条件となる。
「安全保障理事会の決定に従い、国連はMINUSMAの撤退計画についてマリ当局と協議する用意がある」とMINUSMAの報道官は述べた。報道官は、内部協議が進行中であると付け加えた。
VNA
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