
母は日本の陶磁器が大好きです。しかし、本物の日本の陶磁器はベトナムの通貨に比べて非常に高価なので、母はよく古いものを集めています。
日本でインターンシップをしている間、母にサプライズをしたいと思い、日本北西部の福井県から、20世紀初頭に創業した有名な九谷焼の工房の一つ、九谷鉱泉へと旅を始めました。
日本の陶芸芸術の象徴
九谷鉱泉は、九谷焼の伝統工芸技術を守り、発展させています。中でも特筆すべきは、350年以上の歴史を持つ伝統陶磁器製品の生産です。
日本の陶芸の象徴である九谷焼は、金沢で生産されています。この街は、陶磁器と磁器の両方を生産する唯一の場所で、非常に高品質で、誰からも愛される人気を誇っています。
九谷焼は17世紀後半に遡り、日本の文化と芸術の発展と密接に結びついています。釉薬の色彩と手描きの技法の組み合わせにより、色彩豊かなデザインと精緻な文様が織りなす九谷焼は、それぞれが唯一無二の芸術的価値を誇ります。
ベトナムの日本人陶芸家にとって、九谷焼はそれほど馴染みのないものではありません。釉薬の層から生まれる独特の色彩と模様、そして赤、黄、緑、紫、青といった多彩な色彩によって、九谷焼は広く知られています。日本人は鮮やかな色から繊細な色まで、様々な色を巧みに組み合わせ、それぞれの陶器に深い印象を刻み込んでいます。
それぞれの色は、単なる装飾的な模様や色調ではなく、特にベトナムの人々にとって深い文化的、精神的な価値を帯びています。例えば、青は水、海、新鮮さを連想させ、平和と持続性を象徴することが多く、赤はエネルギー、強さ、幸運を象徴することが多いです。こうした親密さ、優雅さ、そして洗練さゆえに、日本とベトナムの陶磁器の間には不思議な繋がりが感じられます。

文化生活の一部
日本は本土諸国や西洋諸国と広範囲に貿易を行ってきたため、極めて多様な日本文化が生まれ、それが陶磁器に明確に反映されています。
日本とベトナムの伝統工芸、特に陶磁器は古くから存在し、人々は生活のニーズを満たすために、生活に役立つ製品を生み出してきました。
両国は歴史の歩みの中で、自国の原始的な技術と外国の先進技術を融合させ、洗練された高品質な製品を生み出してきました。中国をはじめとする地域諸国から技術的影響を受けながらも、両国の職人たちはそれぞれの特色に合った発展の道を歩んできました。
九谷鉱泉の工房を訪れたことで、制作工程を垣間見ることができただけでなく、伝統芸術の世界にも触れることができました。ここでは、職人の方々と交流し、彼らのインスピレーションや技術について学ぶことができました。
日本人にとって陶磁器は単なる商品ではなく、文化や遺産の重要な一部でもあることに気づきました。これは、芸術を愛し、日本の長い伝統を探求したい人にとって素晴らしい体験です。
ベトナムには、チューダウ、バッチャン、フーラン、ドンチュウなど、有名な陶磁器の村がたくさんあります。桜の国では、九州地方に有田と伊万里、古都京都には焼があります...
そして、ベトナムの陶芸村が、私が九谷鉱泉窯の陶芸工房を訪れたように、観光客が陶器の色彩や物語を体験できる空間をもっと開放できれば、工芸村の空間は観光客に強い印象を残すと確信しています。
母にはカラフルなお皿とカップを、弟にはドラえもんやとなりのトトロなど、日本の有名な映画にちなんだキャラクターのカップをプレゼントしました。家に帰って、母と弟の驚いた表情を見て、喜びは倍増しました。
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出典: https://baoquangnam.vn/lang-thang-vao-the-gioi-nghe-thiat-truyen-thong-3141113.html
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