2024年5月、ロシアはヨーロッパへのガス供給量で約2年ぶりに米国を上回った。(出典:AP通信) |
ICISのガス市場分析責任者トム・マルゼク・マンサー氏は、現状ではロシアのガス輸出指標が増加しているというのは驚きだと述べた。
「我々がこれまで経験してきたこと、そして(ロシアからの輸入を)削減し、エネルギー供給におけるリスクを軽減しようとあらゆる努力を重ねてきたにもかかわらず、欧州のガス市場におけるロシアのシェアが拡大しているのは驚くべきことだ」とマルゼク=マンセル氏は語った。
データによると、2024年5月時点のロシアからヨーロッパへのガス輸出量は、欧州連合(EU)、英国、スイス、セルビア、北マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナからの総供給量の15%を占めています。一方、米国はヨーロッパのガス総輸入量の14%を占めています。
アナリストによると、これはテキサス州にある液化天然ガス(LNG)輸出施設の一つの操業停止が原因である可能性がある。さらに、トルコ経由のロシアからのガス供給増加も状況に影響を及ぼす可能性がある。
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