米国ASEANビジネス協議会会長のテッド・オシアス大使は、2024年のベトナムと米国の企業間の協力の見通しと可能性は非常に力強い上昇傾向にあり、特に2023年9月のジョー・バイデン大統領のベトナム国賓訪問を機に両国の関係が平和、協力、持続可能な開発のための戦略的パートナーシップに正式にアップグレードされたことで、ますます強化されるだろうと語った。
米国ASEANビジネス協議会会長、テッド・オシアス大使。写真:VNA
テッド・オシアス大使は2月22日、ワシントンでVNA特派員に対し、上記のコメントを述べた。世界経済が多くの「逆風」に直面している状況において、特にベトナム企業、そして東南アジア諸国連合(ASEAN)全体と米国のパートナーとの事業展望を評価したオシアス大使は、ASEANは世界経済の明るい兆しであり、米国民間部門はASEANに多くのコミットメントを持っていると強調した。実際、長年にわたりASEAN最大の投資国である米国企業のASEANへの投資額は、中国、インド、日本、韓国、台湾(中国)への投資額を合わせた額を上回る。ベトナムに関して、米ASEANビジネス協議会の議長は、世界経済の「逆風」が多くの課題をもたらしているものの、米国企業にとって大きなチャンスがあると述べた。テッド・オシアス大使によると、ベトナムと米国は、平和、協力、持続可能な開発のための包括的戦略的パートナーシップを正式にアップグレードして以来、二国間経済関係の強化に多くのコミットメントをしている。 オシアス氏によると、米国企業がベトナムに関心を持ち、投資する予定の分野は、テクノロジー、エネルギー、ヘルスケアの3つである。 テクノロジー分野では、米国はベトナムの半導体製造産業の発展を支援することを約束しており、これには信頼性の高いエネルギー源、利用可能な水源、熟練した労働力など、多くの要素が必要である。 そのため、米国政府はベトナムの労働力開発に投資している。 米国国際開発庁(USAID)は、労働力開発に1億ドルを投資している。 数日前、同庁はアリゾナ大学を通じて労働力を向上させるという追加のコミットメントも発表した。 米国企業もまた、ベトナムの労働力の継続的な発展に非常に関心を持っている。さらに、米ASEANビジネス協議会会長は、両国は医療分野でも協力の大きな機会があると述べた。この分野では、SARSの予防からHIV/AIDS、そして新型コロナウイルス感染症の予防に至るまで、目覚ましい協力が行われている。米国企業は、ベトナムで医薬品や医療機器を生産し、医療分野に投資することを望んでいる。会長は、こうした大きな可能性に自信を示し、来月にはその一部が実現するだろうと述べた。紅海における商業輸送活動の混乱がベトナムと米国の貿易に及ぼす影響について、米ASEANビジネス協議会会長のテッド・オシアス大使は、米国とベトナム間の海上輸送に10日から15日余計にかかるだけでなく、コストも増加し、輸出業者への影響と消費者の損失につながると述べた。会長によると、ここでの教訓は、経済安全保障は国家安全保障でもあるということだ。したがって、紅海における課題やその他の安全保障・貿易上の課題について、米国とベトナムが緊密に協議することが極めて重要だとオシアス大使は述べた。ンハンダン.vn
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