タイの9月の自動車生産台数は前年同月比約26%減の約12万2000台となった。国内自動車販売台数は前年同月比37%減の3万9000台となり、4年以上ぶりの低水準となった。
FTIは、この傾向は経済の弱さと購買力の脆弱さを反映しており、家計債務が引き続き増加しているという懸念の中、銀行による信用評価の厳格化によってこの傾向は悪化していると述べた。
FTI傘下の自動車産業クラブの広報担当者、スラポン・パイシットパッタナポン氏によると、タイの2024年1-9月期の自動車生産台数は112万台にとどまり、前年同期比18.6%減となり、通期目標の170万台を大きく下回った。この目標は、ASEAN地域の自動車製造拠点と目されるタイ自動車産業の200万台という生産能力を大きく下回るとみられる。
スラポン氏は、国内自動車販売が年初から4ヶ月連続で減少しており、タイ経済が新型コロナウイルス感染症のパンデミックからまだ回復していないことを示していると述べた。自動車産業は約35万人の雇用を生み出しており、販売の急激な落ち込みは他の産業にも悪影響を及ぼすだろうとスラポン氏は述べた。
家計債務の増加により、タイの不良債権比率は7月に約1兆2000億バーツ(350億ドル以上)に達し、今後さらに増加すると予想されています。不良債権総額のうち、約2600億バーツ(77億ドル)は自動車業界によるもので、銀行は自動車ローンの審査においてより慎重になるよう迫られており、国内自動車販売と生産に大きな圧力をかけています。
タイの経済見通しの弱さも、タイの自動車販売減少の大きな要因となっています。タイのGDP成長率は2024年第2四半期に2.3%を記録しましたが、2024年全体では2.7%~2.8%程度にとどまると予想されており、これは他の多くのASEAN諸国の成長率を大きく下回るものです。
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出典: https://vov.vn/kinh-te/kinh-te-tri-tre-keo-san-luong-o-to-thai-lan-sut-giam-manh-post1130754.vov
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