西アフリカの指導者らは、軍事介入はニジェールで追放された文民政府を再建するための「最後の手段」だと述べている。
「軍事的解決は最後の選択肢だが、我々は依然としてそのシナリオに備えている。我々は張り子の虎ではないことを証明する必要がある」と、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)のアブデル・ファタウ・ムサ氏は8月2日の声明で述べた。
ニジェールでクーデターが発生し、モハメド・バズム大統領率いる文民政権が崩壊したことを受け、ECOWAS(経済発展途上国)の軍事指導者らがナイジェリアの首都アブジャで会合を開いた。ムサ氏はさらに、ECOWAS代表団が軍事政権との協議のためニジェールを訪問していると付け加えた。
ニジェール軍事政権の報道官、アマドゥ・アブドラマネ大佐が7月31日にテレビで演説する。写真: AFP
ECOWASは先週末、ニジェールに対して貿易・金融制裁を課すことで合意し、ニジェールの軍事政権に1週間以内に権力を移譲する期間を与えた。
ナイジェリアは、ECOWASの制裁を受けて8月1日から隣国ニジェールへの電力供給を停止していると、同国の電力会社筋が8月2日に明らかにした。ニジェールは電力の70%をナイジェリアに依存している。
一方、ニジェール軍事政権のサリフ・モディ将軍は8月2日、クーデターを支持した隣国マリを訪問した。モディ将軍とマリ指導者との会談の内容は不明である。
ECOWASは、カーボベルデ、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、リベリア、マリ、セネガル、シエラレオネ、ベナン、ブルキナファソ、ガーナ、コートジボワール、ニジェール、ナイジェリア、トーゴの15のアフリカ諸国で構成されています。しかし、現在も軍事政権下にあるマリとブルキナファソは、クーデター後にECOWASからの加盟資格を停止されました。両国は、ニジェールが侵略された場合、宣戦布告する構えを示しています。
ニジェールと近隣諸国の位置。画像: AFP
ゴック・アン( AFP通信)
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