シリア国防省は、イスラエルが首都ダマスカス郊外の複数の標的にミサイルを発射し、多数の民間人が死傷したと発表した。
シリア国防省は1月29日、ミサイルはダマスカス時間午後1時、イスラエルが実効支配するゴラン高原方面から発射されたと発表した。同省は当初、この攻撃で「イランの顧問数名」が死亡したと発表したが、後にこの情報を撤回した。
イランのタスニム通信は、イスラエルの攻撃が首都ダマスカス郊外のサイイダ・ゼイナブ地区にある「イラン軍事顧問団」を襲ったと報じたが、ホセイン・アクバリ駐シリアイラン大使はこれを否定した。また、この攻撃で「イラン国民や顧問の死者は出ていない」と主張した。
英国に拠点を置くシリア人権監視団(SOHR)は、イスラエルがイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)とヒズボラ武装勢力が運営する軍事基地を襲撃し、親テヘラン戦闘員を含む7人を殺害したと発表した。
イスラエル国防省はこの情報についてコメントしていない。
イスラエルのF-35戦闘機が2023年6月、ベエルシェバ市近郊のハツェリム空軍基地で飛行訓練を行っている。写真: AFP
2011年にシリアで内戦が勃発して以来、イスラエル国防軍(IDF)は、シリア国内の政府および親イラン勢力の拠点に対し数百回に及ぶ襲撃を実施し、同地域でのテヘランの影響力拡大を阻止することを目指している。
昨年10月下旬にイスラエルとハマスが衝突し、テルアビブがイランがガザ地区の武装集団を支援していると非難する中、攻撃件数は急増した。
1月20日、イスラエルはダマスカスにあるイラン顧問団の建物への襲撃を継続し、IRGCの諜報活動指揮官を含む5人の隊員を殺害した。イラン外務省はこの攻撃を強く非難し、「適切な時期と場所で」テルアビブへの対応を表明した。
イスラエルとシリアの位置。図: BBC
ファム・ザン( AFP、ワシントン・ポスト紙による)
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