イスラエル国防軍(IDF)は7月31日朝、ヒズボラの上級司令官フアード・シュクルがレバノンの首都ベイルート郊外での空爆で死亡したことを確認した。レバノンのナジブ・ミーカーティ首相はイスラエルの攻撃に直ちに抗議し、同日緊急閣議を招集した。
イスラエル国防軍は、ハッジ・モフシンとしても知られるシュクル氏はヒズボラの最高軍事機関である聖戦評議会のメンバーであり、ヒズボラの最高位の軍事司令官であったと述べた。
シュクル容疑者は、1983年にベイルートで発生した米海兵隊兵舎爆破事件への関与についても米国から指名手配されており、500万ドルの懸賞金がかけられている。イスラエル国防軍によると、シュクル容疑者は10月7日以降、ヒズボラによるイスラエルへの攻撃を指揮しており、ゴラン高原のマジダル・シャムス村へのロケット弾攻撃では12人の子供が死亡した。
タイムズ・オブ・イスラエルによると、イスラエルでハサン・ナスララ指導者の「右腕」とみなされているフアード・シュクルも、1983年の兵舎爆破事件での役割を理由に米国から指名手配されている。
一方、レバノン保健省は、イスラエル軍がベイルートのアパートを空爆し、1人が死亡、68人が負傷したことを確認した。うち5人が重体だ。ヒズボラのアル・マナールTVは、負傷者のうち17人が私立のバフマン病院に、14人がヒズボラ傘下のラスール・アザム病院に搬送されたと報じた。
レバノンのナジブ・ミーカーティ首相は、イスラエルの攻撃を国際法違反として非難した。また、国際社会に対し、イスラエルの責任追及、暴力行為の終結、国際決議の履行を強く求め、7月31日に緊急閣僚会議を招集した。
イランでは、外務省報道官ナセル・カナニ氏が、イスラエルによるレバノンのヒズボラ司令官への攻撃は暴力の悪循環につながるだろうと述べた。
国連レバノン特別調整官のジャニーヌ・ヘニス=プラスハールト氏は、現在の紛争に軍事的解決策はないと強調した。同時に、イスラエルとレバノン両国に対し、あらゆる外交手段を用いて敵対行為の停止を目指し、国連決議1701(2006年)の履行に改めてコミットするよう求めた。
カーン・フン
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出典: https://www.sggp.org.vn/israel-khong-kich-ngoai-o-thu-do-cua-lebanon-1-chi-huy-hezbollah-thiet-mang-post751830.html
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