ATA同盟の大統領候補シナン・オガン氏は、5月14日の選挙で5.2%の票を獲得した。現職のエルドアン大統領は49.4%の票を獲得し、2位の野党候補ケマル・クルチダログル氏は44.9%だった。
シナン・オガン氏は5月22日にアンカラで演説した。
どの候補者も50%以上の得票率を獲得できなかったため、選挙は5月28日にエルドアン氏とキリチダログル氏による決選投票に進むことになる。
先週、オガン氏はエルドアン大統領とクルチダログル氏の側近らと会談した。AFP通信によると、オガン氏は5月22日にテレビでエルドアン大統領を支持すると述べた。
ミドル・イースト・アイによると、5月14日に行われた議会選挙でATA連合の候補者がいずれも議席を獲得できなかったため、同連合は解散した。同連合の勝利党のザフェル・パルティシ党首は5月22日、同連合から離脱し、今後は無所属を維持すると発表した。
選挙前の世論調査ではオーガン氏の得票率は3%を超えることはまずないと予想されていたため、オーガン氏のパフォーマンスは勝利とみなされた。
この超国家主義的な候補者は、トルコの難民を母国に送還し、PKKなどのクルド人過激派グループを含む「テロ」を取り締まるという公約を掲げて選挙活動を展開した。
シナン・オガン氏は5月19日の会談中にレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と握手した。
彼は政府と野党が親クルド政党と連携したことを批判した。そして、決選投票で候補者を支持する際の4つのレッドラインを示した。第一に、トルコは世俗的で民主的な単一国家であり、トルコ語を公用語とすることを定めた憲法の最初の4条は、そのまま維持されなければならない。
第二に、難民は本国に送還されなければならない。第三に、経済政策を転換し、そして最後に、テロとの戦いを継続しなければならない。ミドル・イースト・アイによると、オガン氏の難民問題に関する見解は、エルドアン大統領よりもクルチダログル外相の見解に近いという。
しかし、5月19日付のデイリー・サバハ紙は、エルドアン政権とオガン氏は、クルド人分離主義者に対する強硬姿勢を含む主要政策で共通点を見いだしていると報じた。オガン氏の支持は、エルドアン大統領の再選の可能性を高める可能性がある。エルドアン大統領は、オガン氏の支持を得るために譲歩する意向はないとの姿勢を示している。
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